Châteaux Mouton Rothshild 1983 シャトー ムートン・ロートシルト

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外観 奇麗なグラデーションがあるガーネット色
香り、 ミント、カシス、茸、トリュフ、スパイス(青、クロ)
味わい 甘く奇麗に凝縮した液体を感じる。口の中には熟成した味わいがあり、それでも果実を感じさせる旨味のある液体が広がる。酸も十分に保たれている。余韻は、しっかり長く、旨味とミントが長く続く。最後に強いタンニンの名残を感じさせる味わいの余韻が残る。
非常にうまく熟成したワインである。ブラインドで、ムートンの95と言ったが、やはり1級であるしっかりした味わいにも関わらず、ヴィンテージはもっともっと古い。1983は1982に隠れたヴィンテージだが、本当に美味しい。旨味とミントのバランスが素晴らしくこれがポイヤックの味と思わせる。なかなか1級シャトーのヴィンテージを当てるのは難しい。でも1995のムートンを飲んでいないがもっともっと濃いのだろう。
1983 90
古典的なムートンの、鉛筆や西洋杉のノーズが姿を現し始めている。この中程度に暗いルビー色をした、エレガントでミディアムボディのワインは伝統的なムートンになることはあり得ない。風味はぶどうの完熟感があり、程々にリッチ。深みは良好で、いくらか溶かすべき硬いタンニンもある。1981, 1979, 1978年のワインより大柄で、より豊かであるムートンとこのヴィンテージの基準としては生硬な1983年はこのシャトーの上質な1966年に似ている。予想される飲み頃 〜2015年。

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