Chateau Margaux 1993 シャトー マルゴー

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外観 エッジにオレンジがあるガーネット色
香り 完熟し、やや焦げた感じのカベルネのミントが香り。深いスパイス、スーボア、土の香り。
味わい 柔らかい甘さを感じる、そして粘性の高い液体が口の中に広がる。最後に甘さとこなれたタンニンの強さを感じる。美味しいワインである。どうしてこんなにタンニンを感じるのだろう。メルローも多いような柔らかさを兼ね備えているのに。何とも言えない強いポテンシャルがある。
ブラインドで飲ましてもらった。最初の印象は右岸である。その後強いタンニンと焦げたようなミント、スパイスが上がってきた。これは左岸だ。それにしてもこれほどこなれた感じはどうしてだろう。長く熟成したワインに違いない。それも熱い年だ。このバランスと粘性からは、サンジュリアンのスーパーセカンド、ラスカーズだろうと思たったが、マルゴーか。
1993
この年は、春も天候が悪く、7月は例年より暖かく、8月は格別に暑く、晴れていた。9月に大雨が降った。
そう意味で、暑い年のカベルネの香りとそれにしてはやや構造は緩い。しかし余韻はその割に長いのである。
1993 88
この困難なヴィンテージにシャトー・マルゴーは、比較的中量級のやわらかい果実味豊かないくらかほのかな雑草のようなタバコを思わせるアロマや風味があるワインを作り出した。暗いプラム色をしており、ミディアムボディで、十分な飲み頃になりつつある。こんな身の毛もよだる年のワイン年は驚くほどの深み、ぶどうの完熟感、甘みがある。予想される飲み頃;現在〜2010年

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テイスティング: 2012年11月 3日
My Rating(評価): 15/20
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