Charmes-Chambertin Sérafin 1998 シャルム・シャンベルタン セラファン

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外観 やや濃いめのルビー色
香り 土の香り、アニス、焦げた樽、茸など
味わい 口のなかに、甘く濃い液体が広がる。きらりと光る旨味が凝縮している。余韻にタンニン、酸、甘さが長く続く。
これは、いつもブラインドして楽しんでいるのだが、これは逆にブラインドで出したワイン。僕のワインの先生がどのように分析して、結論をだすかを見ているのも本当に勉強になるのだ。今回はぴたりと作り手、畑、ヴィンテージまでビタリと当てられた。隣にいた人は、本当に驚いていた。はは。さすがである。
やっぱり1998年だからか、まだまだタンニンが強い。果実のうまさを感じるが、最後のタンニンの強さがすこし苦手である。セラファンのワインの飲み頃を見つけるのは難しい。
普通の同格のワインよりはずっと遅い。この1998年は、5年以上待ったほうが僕にはよいだろう。
最上のシャルム・シャンベルタンのワインには、心魅かれるみずみずしい赤系果実の凝縮感があり、特級の地位にふさわしい力強さと持続性はあるものの、複雑性については通常そうでもない。最上のもの以外のワインになると、かなり無理をしないといけないだろう。表土は比較的赤味が強いが、これは鉄分が多いせいである。石灰岩の小石が多いことから、基岩が浅い所にあるのがわかる。基岩は活性度の高い白亜の成分を多く含んでいる。マゾワイエールの部分では、表土の色はもっと明るく、粒径も細かい。小石は少ない、ずいぶんと表土が深い。
Charmes-Chambertin Sérafin 1998
Heady, mossy nose with lots of sweet fruit. More friendly than the 1999 at this point though with a little less substance. (JR) 17.5
セラファン
100%除梗
低温浸漬 1週間
ステンレス発酵 最高温度 33度
キュベゾン 3週間
新樽率 AOCブルゴーニュ 50% 村名70%, 1級、特級 80%
18ヶ月 樽熟成
澱引きなし、清澄、フィルターなし
テイスティング: 2012年12月 9日
My Rating(評価): 15/20
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