Bonnes Mares Vogüé 2004 ボンヌ・マール ヴォギュエ

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外観 少し濁ったルビー色
香り 白檀の香りがする。大地の香り、スパイス、茸
味わい 奇麗な酸とほどよい甘さがある液体である。口のなかに凝縮した濃い液体が広がる。旨味とミネラルを感じる。余韻は液体のエキスがいつまでもつづく。非常に長い余韻である。
すこし白檀の香りが強くて、うっとりするようなブルゴーニュのワインではない。パワフルで飲みがいがあるワインである。これは、ボンヌ・マールの本質なのだろうか。もう少し経験を積まなければわからないか。
コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ Comte Georges de Vogue
まだこのドメーヌは、ビィオディナミにしてはいない。厳格なリュット・レゾネと言っていいだろう。
また果実の収穫は、チャンボール・ミュジニーの中でもかなり早い。これは立地がよいこともあり果実が熟しやすいのだろうが、過熟を嫌うからと思われる。新鮮さとエレガントさを求める為である。
100%除梗、果実は潰さず、木樽に10-15°で軽く亜硫酸を加えて放置、2−3日で発酵が始まり、自然酵母のみで行われ、発酵温度は、最高34-35度にコントロールされる。ピジャージュは控えめに行われ、発酵期間はぶどう畑の地区によって異なる。
発酵後短期間のかもしを行い、プレスされる。新樽の比率は、グランクリュで35%-40%である。収穫後18ヶ月で瓶詰めされる。
果実を摘む時期が早いのが特徴でもあるかもしれない。エレガンスを残す為だが、悪いヴィンテージではやや青臭さや果実感の乏しさが強く出てしまうかもしれない。そう意味では、2005,2009の方がしっかrしたドメーヌの本領が発揮されているかもしれない。どちらのヴィンテージも非常に値段が高いのでなかなか手に入るものではないし、いつまで寝かせておけばわかないヴィンテージでもある。
テイスティング: 2012年11月 3日
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