外観 エッジにオレンジがかかった濃いガーネット色
香り 複雑な果実、動物の香り、ゆっくりと濃いミント、柔らかな杉の香りが上がってくる。徐々に香りは複雑さを増して、このワインのポテンシャルの高さがわかるようになる。
味わい 柔らかい甘さ、このワインの色にしては酸が高めに感じる。そして最後の余韻にこなれたタンニンのシルキーな液体の流れを感じる。飲み進めると次第にワインが開き始め、柔らかな甘い濃厚な液体であることがわかる。酸もあるが最初の印象よりもまろやかである。よく熟した濃厚な果実が口の中に広がる。余韻はながく舌触りに緻密なタンニンを感じる。
抜栓間もなくテイスティングの印象と、徐々にワインの香りと味わいが広がってくるにつれて印象がどんどん変わる。やはり、カベルネ・ソーヴィニヨンの香りはゆっくりと開いてくる。最初のなめし革、複雑な果実感は、還元臭と混じったメルロの感じが強いんだろう。ラトゥールのセカンドもカベルネ・ソーヴィニョンが熟した時のものは、ただ者ではないワインの力強さを持っている。
パーカー ボルドー4版より
ラツゥールのスタッフは常々、ラツゥールのセカンドワインなのだからボルドーの格付けでは2級と同等であると主張してきた。
パーカーの査定では、ボルドーの4級ワインくらいだそうだ。それでもセカンド・ワインの中では最上である。
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テイスティング: 2012年9月11日
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