Auxey-duresses Patience n°4 Agnès Paquet 2009 オークセイ・デュレス ブラン パティアンス・ニュメロ・キャトル アニェス・パケ

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外観 レモン・イエロー
香り 樽香、果実の甘い香り、柑橘系、ミネラル
味わい 奇麗な引き締まる酸、果実感のある奇麗な液体、甘さも少し感じる。余韻も長く濃いミネラルを感じる
オークセイ・デュレス(オセイ・デュレス)は、コート・ド・ボーヌの東側斜面でありムルソーの東側、サン・ロマンの西側にあり、北は、モンテリ、南側は、サン・トーバンに囲まれている。
なかなかオークセイ・デュレスのワインは買わないが、さすがパケはすごい。パケならオークセイ・デュレスのワインを買ってもいいという魅力があるのは間違いない。
オセイ・デュレス (xを発音しない方が正しい。)(マット・クレイマー ブルゴーニュワインがわかるから。 抜粋)
オセイ・デュレスは、作りを別とすれば、このワインはひとえに値段よりも中身のほうが遥かに優れている。珍しい程割安。目はしのきくひとなら、作り手と収穫年を選んで、きわめて買い得なブルゴーニュを抜け駆けする事ができるだろう。ただし、投資にむくいに愉快な思いをしたければ、かなり辛抱がいる。赤なら収穫年からせめて5年、出来れば、7、8年待ちたい。白はもっと近づきやすく、4年くらいで楽しめるようになるが、作柄によって10年は育つ。
Auxey-Duresses Blanc
オークセイ・デュレス ブラン
2.8ha。平均樹齢70年の超のV.V.。畑はサン・ロマン側のオークセイ最南端、レ・ゾ。石灰質に富む土壌。新樽率20%で11ヶ月間の熟成。パケのワインの中ではこのオークセイ・ブランのみ、「果実の風味と熟成力を最大限保つために」、酒石酸の冷却処理をしておりません。清澄後、ノンフィルターでビン詰め。
Patience n°4の意味
2006年がファーストヴィンテージの新作。通常のAuxey-Duresses Blanc 2006は合計約40樽分造られましたが、2008年7月に行われたビン詰めに先立ってすべてのワインをタンクにブレンドした際、アニェス・パケに「ここからさらに樽熟成させたら、さらに複雑な味わいになるのではないかしら」という仮説が生まれ、4樽(1200本相当)分のみ、新樽50%、1回使用樽50%で4ヶ月間さらに熟成させたものです。実験的に試みたものでしたが、彼女の予想以上に複雑でスケール感の大きなワインが出来上がったため、特別キュヴェとしてリリースするはこびとなりました。風味を最大限に生かすため、パケのワインでは初となる、ノンフィルターでのビン詰め。キュヴェ名の「パティアンス」は英語のpatienceと同じで、「忍耐、我慢」という意味です。4ヶ月間、辛抱強くさらに待った、というところからきています。日本への割当は約30%で、残りはパリのワインショップ、スイスとアメリカのインポーター、フランスの個人の熱烈なパケファンに割り当てられました。 2007年ヴィンテージ以降も、「良い出来であるかぎり、継続してつくっていきたい」とのことで、2007年「Patience N°2」、その次は「3」という風に、連番作品となる予定です。
この作品4年目となる2009年ヴィンテージは、通常のオークセイ・デュレス・ブランよりも6ヵ月間長く樽熟成させ(合計17ヵ月間)、その後スレンレスタンクでさらに3ヵ月間熟成させました。新樽、1回使用樽、2回使用樽3分の1ずつ。ノンフィルターでビン詰め。合計生産本数1100本の限定品です。
テイスティング: 2012年5月11日
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