Tignanello 2004 ティニャネロ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Tigna04.jpg

二日続けてイタリアのスーパータスカンをブランドで飲んだ。これはいい勉強になった。
外観 エッジにオレンジがかかったガーネット
香り 最初は閉じていたが、スミレ、チョコレート、ヴァニラ、シナモン、ミント、甘い果実。何と言うか甘い飴なのにハッカのようなスパイスが混じっている印象を受ける。
味わい 甘いリキュールのような舌触りで始まり、濃い果実感が広がる。濃厚である。その後、タンニンを口の中全体に感じる。スパイスも広がる。余韻はミネラルも強く長い。香りと同様に甘い飴を食べているんだが、ハッカのようなスパイスが混じる。
この味わいは、やや好みが別れるだろう。確かにサンジョベーゼにカベルネ・ソーヴィニョンを混ぜているんだが。この違和感のような味わいが弱点か。
デカンタすれば、今でも十分飲める。ただ、本当の実力はもっともっと後なんだろう。2004年はブルネロ・ディ・モンタルチーノは良い年だが、キャンティにはあまり良い年でなかったようだ。地域的にはかなり近いのに、ここがまだまだイタリアワインの難しい所だ。
品種 85% Sangiovese, 10% Cabernet Sauvignon and 5% Cabernet Franc.
アンティノリ
トスカーナ地方の名門アンティノリ家。トスカーナ地方のキャンティ・クラシコ地区を中心に数多くのぶどう園を所有。スーパータスカンとして有名なティニャネロ、ソライアなどを生産する。

アルコール 13.5%
フレンチオークのバリックで、樽熟成
2004は、天候があまりよくなく、比較的涼しい気候で雨量が多かった。
ティニャネロは、1970年にキャンティクラシコレゼルバとして作られた。その時期は、20%カナイオーロ、5%トレビィアーノとマルヴァージアが含まれていた。1971年から、VDTとなり、キャンティクラシコの範疇を外れる。1975年から白ぶどうを排除し、1982年から現在の80%サンジョベーゼ、15%のカベルネ・ソーヴィニョン、5%のカベルネ・フランとなる。ティニャネロは、1972、1972、1974、1976、1984、1992、2002のヴィンテージは作られていない。
Tignanello Estates
ティニャネロとソライアで有名なテヌータ ティニャネロは、フローレンスの南30kmの、まさにキャンティクラシコの中心のグレーヴェとペサの谷の間にあります。
テイスティング: 2012年2月 1日
My Rating(評価): 14/20
アクセス数:660