Clos du Clocher Pomrol 1995 クロ・デュ・クロシェ ポムロール

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外観 ややエッジにオレンジがかかったガーネット
香り 複雑な香り、シナモン、チョコレート、甘い果実、フィグ、なめし革、メルローの香りがしっかりあり、ミントなどの清涼感もある。
味わい 口あたりからまろやか、柔らかな液体を口全体に感じる。そして飲み越しも最後までシルキーである。最後最後に細かな砂のようなタンニンがある。ボリューム感もあるし、ややアルコール感も強く感じる。
かなり熟成してきて、美味しい。味わいも素晴らしい。今が飲み頃のワイン。このボリューム感ならまだまだ5−10年は持つだろう。
クロ・デュ・クロシェのサイト http://www.jbaudy.fr/#/clocher/
醸造コンサルタント;ミッシェル・ローラン、クリスチャン・ヴェイリィ
土壌:真土に青粘土層と深い砂利層を持つ粘土質土壌 、粘土を含む砂岩を基盤とする砂利質
品種;メルロ70%、カベルネ・フラン30%
植樹密度; 1ヘクタール当たり6000~8000株
平均樹齢:33年
剪定方式;ダブルまたはシングル・ギュイヨ方式
収穫;小型の収穫カゴで手摘み、振動式選果台で除梗の前後に分けて2度に別けて選別
発酵タンク;温度調節機能付き小型コンクリート製タンク
醸造;区画単位、手作業に寄るもろみ循環(ルモンタージュ)、キュヴェゾン約1ヶ月間、空圧式圧搾機、樽内でマロラクティック発酵
熟成 フランス産の目の細かいオーク樽で18ヶ月間(新樽66%、1年樽34%。試飲による判断で、澱引きを年1〜2回
若いうち(2〜5 年)は、堅さが残り香りは控えめですが、ボトルの抜栓とともに、メルロによる黒系果実やスミレの香り(6〜10年)、スパイス、メントール、タバコ(12〜20年)といった極めて複雑な香りが放たれます。カベルネ・フランの驚くほど新鮮な風味が、このワインに流行を超えたスタイルを与えています。
クロ・デュ・クロシェの畑は、ポムロール台地の中央に位置する3つの区画からなり、全栽培面積は4.6ヘクタールです。畑は、メルロが70%植えられており、それ以外に、非常に古いカベルネ・フランの樹が30%植えられている。
パーカー ボルドー 4版より
ポムロールのぶどう畑にそびえる大きな教会の南にある。本当に知られていないシャトー(テロワールはすばらしい)、クロ・デュ・クロシュのワインは、2000ケースしか生産されず、ヨーロッパの外に出ることはめったにない。
1995 87
いまだにいくらか目立つタンニンああるが、重みや芳醇さが、1996年より内向的なスタイルの中に見える。香りは十分な飲み頃であることをうかがわせる。(コーラ、エスプレッソ、カラメル、甘いブラックチェリーやプラムの果実の趣があるのだ)。口に含むと、ミディアムボディで、ぶどうの完熟度は良好、凝縮感はほどほど。フィニッシュはいくらか軽いタンニンも感じられる。予想される飲み頃 現在〜2007年
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