Clos Vougeot Parizot 2001 クロ・ヴージョ パリゾー

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外観 ややエッジにオレンジが入ったルビー色
香り フレッシュな果実、ミント、土の香り、スパイス、新樽の香り。開けたときよりも次第に、スパイス、ミントが次第に上がってくる。かなり複雑な香りである。新鮮な果実と土の香りの混じったイメージがある。
味わい 甘い果実の味わいから次第に奇麗な酸が加わり果実の味わいと複雑な熟成感が交わり余韻にも強い果実の味わいを残す。美味しい。ピュア感じがあるのに、複雑な味わいもある。2時間程で飲んだが、次第に酸が強めに出てきた。
まだ飲み頃の始めの頃か、もう少し2−3年でもっと美味しくなるようだ。

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ただ今回のボトルの問題は、コルクである。なんとコルクに2001のジュブレ・シャンベルタンの刻印がある。えええ!! これがクロ・ヴージョなのか、ジュブレ・シャンベルタンなのかわからなくなった。しだいに酸がでてきて、スパイスも強く感じるようになった。ケモノ臭は、??それほどないか。
味わいは余韻も長くとても村名とは思えないのだが。ただ、ジュブレ・シャンベルタンの1級の良い所の可能性がない訳ではないのだが。
エチケットとコルクの刻印が違うのは、本当に人を惑わせる。
シャルロパン・パリゾ Philippe Charlopin-Parizot
葡萄の栽培には除草剤と化学肥料は使用せず、殺虫剤代りにフェロモンカプセルを用いるリュット・レ ゾネ(減農薬農法)を採用。葡萄の樹齢は概ね高く、エシェゾーにいたっては樹齢70年にも及ぶ。完熟葡萄の収穫が有名だが最近は極度の遅摘みでもなくなったようだ。厳しく選別した果実は除梗した後、4日から8日間に及ぶ低温浸漬を行い、その後比較的低温の30度までの発酵を12日から20日まで行う。培養酵母の使用と補酸は決して行わず、その後は瓶詰め直前まで澱引きせずに、二酸化炭素を残したたま樽熟成される。新樽比率が高いこともその特徴として挙げられます。
若いうちは樽香が強く感じられ、熟成を経てワインのアロマと溶け込み、洗練された奥行きのある味わいに変化する。果実味とアロマに溢れるスタイルではあるが、テロワールの表現はやや弱くどれも似たような味になる。
テイスティング: 2011年12月20日
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