Bonnes Mares Remoissenet 1996 ボンヌ・マール ルモワスネ

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外観 エッジにオレンジがある濃いルビー色
香り 最初は閉じ気味であったが、次第に開いてくる。1996の特徴のように酸が強めで、ミントの香りが上がっている。酸化鉄のような香り、果実、スパイス
味わい 酸が強めで、甘さが軽くある。口の中に果実が広がり、奇麗な酸がある。そして、噛み応えがあるような味わいの後に余韻が長く続く。
味わいの中に強さがある。これがボンヌ・マールか。それにしても初めて美味しいボンヌ・マールに出会った。15年経っているがまだまだなんだろうか。マット・クレイマーが20年経った方がよいと書いている。
ルモワスネのボンヌ・マールは珍しい。いままでも見たことがない。それにこのエチケットもルモワスネの中で見たことがない。
醸造は現代風の低温浸漬、果実味が溢れる、柔らかな感じでなく、古風な作りである。これは、この日一緒に飲んだルロワのクロ・ド・ブージョと、ポンソのモレサンドニ1級 と好対照であった。
Bonnes Mares Remoissenet
ボンヌ・マールは、北側のモレ・サン・ドニ側は、クロ・ド・タールに接しており、南側のシャンボール・ミュジニ側は、les Fuées、les Sentiersに接している。
北側の土はより重く、粘土をより多く含んでいる泥灰土である。南側はの土は、色も質感もより軽く、牡蠣の化石からできている。
マット・クレイマーは、ブルゴーニュワインがわかるで、
たくましく、こってりとしたタンニンの強いワインである。ボンヌ・マールは10年経たないうちには飲めないも同然、それからようやく頑丈なタンニンが減りはじめ、潜んでいた芳香がただよい始める。本当にもう10年後のほうがいいのだが。その時になって、ブルゴーニュの赤の中で、ボンヌ・マールこそが実はもっとも素晴らしいものだったことが明らかになるのである。
テイスティング: 2011年11月26日
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