第6回全日本最優秀ソムリエコンクールのブラインドテイスティングの詳細

結果は、みごと谷さんが優勝した。おめでとうございます。前回の森さんといい今回の3位の定兼さんもニューオータニである。ニューオータニではソムリエ選手権用の特訓コースでもあるのかな。
優勝  谷 宣英 ホテルニューオータニ東京 勤務(関東支部)
準優勝 佐藤 陽一 マクシヴァン 代表ソムリエ(関東支部)
3位   定兼 弘 ホテルニューオータニ大阪 勤務(関西支部)
名古屋でのソムリエ選手権は30年に一回くらいのイベント。それなら見なくてはいけない。なんとか時間を作って選手権を見ることができた。会場に30分以上前から並んで待っていたのに、その前の例会に出席した人が優先のため、ずっと立ちっぱなしになってしまった。やっぱりソムリエ教会に入るか。
会場に入ると、おお田崎さんが司会だ。すごい。決勝に残る三人が発表され、くじ引きで順番が決まった。
決勝に残ったソムリエは、谷 宣英さん、定兼 弘さん、佐藤 陽一さんの3人だった。3人ともソムリエ選手権で3以内の入賞経験がある人たちだ。
紹介されたフランス語、英語の接客の為のゲストは、なんとよくワインを一緒にのんでいるラファイエットさんだ。驚き。
一般の人も舞台のテーブルに座れるとのことで真っ先に手を挙げたのに、立っている場所が悪く選ばれなかった。残念。
谷さんから順に、ブラインド(ワイン3種、他4種)、接客(外国語と日本語)の試験となった。
谷さん、定兼さんは英語のプレゼンテーション。佐藤さんはフランス語である
最初のワインは白ワインである。これは、最初の二人がシュナン・ブランと答え佐藤さんが、シルバーナと答えた。
会場で見ている私たちにも答えは当然知らされていないので誰が本当に会っているんだろうと言う感じである。
一番目 白ワイン
1. savennières シュナン・ブラン
2. vouvray ?シュナン・ブラン
3. シルバーナ ドイツと答えた。
答えは、Marc Bredif:マルク・ブレディフ Vouvray ヴーヴレイ ヴィンテージはおそらく2008である。
2番目 赤ワイン
1.2がネッビオーロと答えられて、3がテンプラニージョと答えられた。
答えは、バルバレスコ・サント・ステファノ 2005 カステッロ ディ ネイヴェ
佐藤さんは、最初トスカーナと言われたが、最後にテンプラニージョに換えた。このとき会場では、みんなの驚きのため息が聞こえた。
3番目 赤ワイン
3.シャトー・シマール (サンテミリオン)1995
品種:メルロー80%、カベルネ・フラン20%
1.2がテンプラニージョ 3がトスカーナ、サンジョベーゼと答えた。
やはりサンテミリオンは難しいんだろう。メルローを当てるのは本当に難しい。
次にスパークリングと日本酒である。
4番目 スパークリングワインの種類、製法について
答えは、ランソン・ゴールドラベル・ヴィンテージ・ブリュット
葡萄品種:ピノ・ノワール53%、シャルドネ47%(1998)MLFがしていないピノ・ノワールが多めのシャンパーニュ
MLFがしていないシャンパーニュと答えることは、3人ともできなかったと思えた。
5番目 日本酒の種類、製法について
戎石銘 生酛で作られている
日本酒が生酛によるものであるかは本当に難しいだろうね。これも3人とも答えられていない。
6番目、7番目は、ハードリカーであるが、色付きのグラスでぱっと目にはどんな色かわからないようにしてある。これもなかなかな出題方法である。
6番目はピノ・デ・シャラント
7番目はVodka
この二つも正確に答えれた人はいなかった。
それにしてもブラインドテイスティングは本当に難しいと見ていて思った。日本語で普段しているのに、英語やフランス語でしゃべって、それも壇上の上で。十分に日頃の能力を発揮することはできなかっただろう。それに、一人50分ほどかかっており、最後の佐藤さんのところでは、抜栓後2時間以上経っていた可能性がある。こうしたところはくじ引きの運不運もあるんだろう。

6thsommeblind.jpg

アクセス数:711