Mazoyères-Chambertin Perrot-Minot 1998 マゾワイエール・シャンベルタン ペロ・ミノ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
MCPM98.jpg外観 エッジにかるくオレンジがある深いルビー色
香り ベリー、スパイス、黒こしょう、 アニス、 その後青臭い香りが次第に溶け込みダージリンのようなアロマになった。
味わい 最初はマロングラッセ、タンニンを強く感じた。少し風邪を引いている性もあるか、酸が弱く、タンニンを強く感じてしまった。その後味わいも開いて来て、タンニンも甘くなり、酸もややひかえめながらあり、フレッシュな果実とジャムを混ぜあわした果実を感じる。なめし皮などの動物香は軽く感じられる。余韻も長い
最近のペロ・ミノの作りは変わって来たようで、以前の強い抽出と新樽率が高かった時代から変わっているようだ。ホームページ書かれている醸造、瓶詰めまでの行程は以前に紹介されたのものとは違っている。
間引き、グリーンハーベストや化学肥料や殺虫剤の不使用を実践。収穫は手摘み。一度手摘みをされた果実は再度選果台で選果。そして完全除梗され、約14日間の14度での低温発酵。その後自然に発酵がはじまり、ポンピングオーヴァーにより柔らかい抽出を行い、ビジャージュは最低限しかしない。一旦発酵が終了後48時間静置後、樽詰めし、12から14ヶ月樽熟成します。ワインの芳香性を保つ為に、バトナージュは瓶詰め前に一度するだけ。
トロンセ、アリエ産の樽を使い、リッチさをそのまま出すために、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされる。新樽率はグラン・クリュ50%、プルミエ・クリュ40%、村名25%です。
マットクレイマー ブルゴーニュワインがわかる
マゾワイエールはジュブレ・シャンベルタン村でも一番モレに接した南側、そしてシャルムの下にある。マゾワイエール・シャンベルタンは、シャルム・シャンベルタンとして売ってもよい。シャルム・シャンベルタンは、シャンベルタンの真下にある。ぶどう畑をマゾワイエールに持っている生産者は、マゾワイエール・シャンベルタンの名を選ぶことができる。
シャルムについて書かれていることはほぼマゾワイエールにも当てはまるだろう。
ジュヴレ・シャンベルタンの特級畑総てのなかで、シャルムが一番わかりやすい。熟成はどれよりもはやく、柔らかいうえ、果実味が際立っている。思うにシャルムには、厳しいと言う表現は似つかわしくない。
ドメーヌ ペロ・ミノのサイト http://www.perrot-minot.com/
テイスティング: 2011年7月 6日
My Rating(評価): 14/20
アクセス数:128