Meursault Charmes 1er cru 2001 Domaine des Comtes Lafon ムルソー シャルム ドメーヌ・ド・コント・ラフォン

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MCCL01vs.jpgLMPのN氏のお招きで蛤のしゃぶしゃぶにコント・ラフォンのモンラッシェとムルソーシャルムの飲み比べの会に参加。
始めてコント・ラフォンのモンラッシェに期待が多いに膨らんだ。ただN氏によるとコント・ラフォンのモンラッシェはあまり期待するほど美味しくないと言うことなのだ。今回はもう一度それを確かめる会らしい。
ふぅーん、コント・ラフォンのモンラッシェが美味しくない??そそっそうなのか。
ということで。
今回は飲み比べのコメントを一つ一つ。
外観は、黄色みが強いレモン・イエロー。
香りは、甘い果実の香り、林檎の花、オークのバニラなどがあり
味わいは、口に入れると甘く完熟した果実が口の中にあふれる。酸も美しい。その後も豊かな果実感と甘いバニラが広がり、最後に果実感とともにミネラルが厚く余韻に感じられる。
長い余韻である。
今年になって二本目のシャルムである。いつも飲ませてもらって本当に幸せである。
この味わいは、マット・クレイマーのブルゴーニュのワインがわかるのムルソーにある味わいをそのまま表している。
ムルソーの魅力はあけ広げなところにあって、うまさが口一杯に広がるようだ。これが若いピュリニ・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェであれば、もう少し難しいところがある。深い奥行きが隠れているのをかいま見せてくれるからだ。若いムルソーにも同じようなことは言えるけれど、そのウィンクは隠し立てがない。しかもそんな人なつこい性質でありながら、ムルソーは見違えるように変容するのにはおどらかされる。
熟成したムルソーの味わいには、蜂蜜、コーヒー、ミネラル、バターばかりかシナモンのようなスパイスの風味が渾然とあわさり、他のいかなるシャルドネにも似ていない。溢れ出すような味わいだが、そこには柔らかさが感じられる。濃厚な色調の性かもしれないが、優れたムルソーの豪勢な味わいには、もし黄金に味があるならばムルソーの味がするだろう、とまで思わせる。
またシャトー訪問記のドメーヌ・ド・コント・ラフォンで語られているように、http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/chateau/20080117gr06.htm
シャルムはいつも最も親しみやすい。丸くて、ふっくらして、典型的なムルソーのイメージがつかめるだろう
コント・ラフォンの醸造でよく語られるのは、ビオディナミとコールドセッティング、低植樹率、収量制限である。
コールドセッティング
圧搾した果汁を発酵までの間に落ち着かせ、温度変化を避けるために極低温で冷やすコールド・セッティング方式を導入している。
低植樹率、収量制限
1平方メートルあたり1本という
低植樹率、 さらには発芽の抑制による果実の徹底した収量制限を行っている。
テイスティング: 2011年5月22日
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