Volnay v.v. Maison Nicolas Potel 2002 ヴォルネイ メゾン・ニコラ・ポテル

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volnic02.jpg一度飲んでこれほどカリテプリに優れたワインはないと思った。
あふれるばかりの果実感、イチゴのタルト、いちじくのコンフィとやや単純であるが紅茶の熟成した香りがある。味わいも果実の凝縮感と奇麗な酸が奇麗に調和している。余韻は、奇麗な果実感が長く続く。
楽天で3320円(税抜)で購入。2本買ったが最後の一本だった。
ニコラ・ポテルについて (これは、いろいろな資料からの抜粋し改変しています)
ニコラ・ポテルは、1969年ヴォルネイ村生まれの生粋のブルギニヨン(ブルゴーニュ生まれの人)。16歳でボーヌの醸造学校を終えブルゴーニュの著名ドメーヌのほか、オーストラリア、カリフォルニアの「モスウッド」「マウントリー」「デリンジャー」で修行を重ねる。1992年に父が醸造長を務めるドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールへ戻り、有機栽培を提唱するなど5年間ドメーヌ運営に携わる。その後1997年にメゾン・ニコラ・ポテルを創立。設立間もなく父を亡くした後も持ち前の人柄と父譲りの幅広人脈を元にヴィニュロン目線の信頼できるネゴシアンとして数多くの優良ドメーヌから葡萄の供給を受ける。
二コラ・ポテルは、多くのネゴシアン達がただぶどうやワインを買い付けるのとは違い、ぶどうの収穫前から買い付けるブドウ畑や、栽培家、そのワイン造りなどを十分に知って、時にブドウの収穫時期を造り手と相談し決めたり、ワイン造りにも深く関わっていることにある。
ニコラ・ポテルが買い付けるぶどうはリュット・レゾネ(減農薬)で育てられた高品質なヴィエイユ・ヴィーニュ(樹齢の古い樹)、低収量、テロワールを重視したロケーションの良い畑からのみで、醸造はまったく自然な方法でおこなわれ、ブルゴーニュが備える繊細さとテロワールを反映させたピュアでエレガントでフィネスのあるワインを目指している。
二コラ・ポテルで自社で熟成されるワインに関しては、ブルゴーニュの優良な
造り手(トップ・ドメ―ヌ)から買い付けた"1年樽"(80%)と、自分で買い付けた
新樽(20%)で熟成させます。1年樽の良い点は、樽香の影響を受けすぎず
そのブドウの持つ土地のテロワールを十分に体現したワインが造られる一方で
その樽香がワインの風味に見事に溶け合ってゆくことになる。
2009年3月に、ポテル氏はメゾンを去り、親会社コタン・フレールが「メゾン・ニコラ・ポテル」を運営しています。それ以後ニコラ・ポテルは、自分の名前をワインには使えなくなった。
メゾン・ロッシュ・ド・べレーヌはニコラ・ポテル自らが立ち上げたネゴシアン。おそらくかつてのメゾン・ニコラ・ポテルと同じやり方と考えられます。
コレクション・ベレナムはニコラ・ポテル自身によるセレクトがなされた古酒のシリーズ。知りうる限りのドメーヌとコンタクトを取り、状態が良くテロワールをきちんと反映したエレガントさ、フィネスが感じられる自然な味わいを持つワインを基準に厳選してリリースしている。
ドメーヌ・ド・ベレーヌ Domaine de Bellene(Domaine Potel)
2008年ヴィンテージから、ドメーヌ・ポテルより名前を変更してドメーヌ・ド・ベレーヌとなった。
所有する畑はポテル家のルーツであるコート・ド・ボーヌを主体に現在計21ha、19のアペラシオンにまたがります。近年新たにヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュにも畑を取得しており、こちらは2009年ヴィンテージからライナップに加わる予定です。栽培は100%ビオロジック(2010年認証取得予定)にて行われ、醸造所は16世紀頃から使われているボーヌ市内の歴史的な古いカーヴを購入し、外観は残したまま最新鋭の設備へ改修を行いました。畑に留まらず醸造所の至る所まで環境に配慮したエコロジーをコンセプトとしています。
 大改築を行ったボーヌのカーヴでは可能な限り全て天然素材を用い、ソーラーパワーの利用、雨水の再利用、壁には麻繊維材の使用など、余計な加工を行わず、天然のままのものを出来るだけ活用するという、ニコラの哲学の集大成ともいえる一大事業です。
ちなみにベレーヌとは 現在ドメーヌの所在地でもあるボーヌ市の古い名称で、ドメー ヌ・ポテルの時と同じ畑を所有している。
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