DRC Grands Échezeaux 1998 1972 DRC グランエシェゾー

GEDRC1998.jpgGEDRC1972.jpg

12/27/2010テイスティング at LMP
DRCのグランエシェゾーは、初めてである。1998,1972の両方を飲んだ。1998の外観は、すばらしく澄んでおり、長年保存の良い状態でずっとおかれたことを伺わせる。
以前に飲んだグラン・エシェゾーよりも香りは深くまだ閉じている。しばらくまったが酔いの方がつよく。はっきりわかなかった。味わいも強く、ただただ深淵である。
1972は、香りがやや柔らかくなっており、熟成した香りがやわらかくたつ。味わいも柔らかく甘い感じも出てきており余韻も長い。ブラインドで飲んだのが、1989のクロ・ド・ブージョと言ってしまった。いろいろなワインをブラインドで飲んで来たがDRCをブラインドで飲むことはもうないか。何にしてもリシュブールに比べはっきりしたアピールがこのワインにはある。グラン・エシェゾーは自分の好きなワインであるが最高峰のワインを一度で飲めたは幸せだった。ただもっと酔っていない段階でゆっくりと飲みたかった。こんなすばらしいワインを飲ませてもらったN氏に感謝。
グラン・エシェゾーの情報
DRCの醸造責任者として父の後を継いだベルナール・ノブレが、ドメーヌの伝統に忠実なワイン造りの任を遂行しています。
ロマネ・コンティの北方約1km、有名なクロ・ド・ヴージョのすぐ西に隣接。赤や黒の果実の香りが凝縮されたような、まろやかでコクのある極めて魅力的なワインを生み出します。「深い森を散策する夢見がちな貴族」と言われることも。
有機栽培法が用いられ、化学肥料や殺虫剤は全く使用せず、このブドウ園で造った堆肥のみを畑に散布しています。全て100%新樽で熟成されますが、少し焼いたフランソワ・フルールの樽を使う前に3年間空気で乾燥させたうえで使用しています
グラン・エシェゾーはきわめて濃密なワインである。変わり玉のように楽しいキャンディを思わせ、強くて深いいろいろな風味をもっている。中心部の柔らかなところにきたかと思うと、さらに濃いべつの味わいが中核にあることに気づく。そういう点でグランエシェゾーは、エシェゾーなどよりもリシュブール、ロマネ、ラ・ターシェによほど似ている。何かが足りないとすれば、ロマネ・サン・ヴィヴァンとロマネ・コンティに強く漂う霊妙なスパイス風の香りで、グラン・エシェゾーにはこれがない。
ーブルゴーニュワインがわかる マット・クレイマー
テイスティング: 2010年12月27日
My Rating(評価): 14/20
アクセス数:194