バルテュス シャトー レイニャック 2002 BALTHVS Yves et Stephanie VATELOT Chateau de Reignac

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01/04/2011 テイスティング at Gour.
エッジに軽くオレンジがはいるルビー色。紫色の花、ラベンダーか、それにやや黒系の果実、ブラックキャラント、奥から優しくトリュフ、ハーブが香る。柔らかくフルーツケーキとプラムの香りもある。ゆっくりと鉄っぽい生肉の香りがでて来た。最後にピノ・ノワールのような清々しいスパイスが溢れる。口に含むとこれぞメルローという質感柔らかい、なめらかな口あたり。シルキーの言葉がよく合う。そしてメルローにしては、しっかりとした酸が口に広がりこれが長い余韻となる。
香りに酸を含み飲んでいて飽きさせない。ミッシェル・ロランはいろいろ言われるが、これは上品にきまっていて、いけるじゃん!!。もう少し数年熟成させてもよいか。アペラシオンはボルドースペリオール。このアペラシオンは初めて飲んだか?
最近レストランのカウンターで飲んでいることが多いのだが、今までは他の料理の香りが、ワインの邪魔をするので嫌だったが、最近は、食材によって変わる香りとのマリアージュを楽しむゆとりができた。
最後にでて来たカモの生ハムと抜群の相性。さすがシェフ!!
1966年植樹のメルロー100%(レイニャックの隣の30haの畑の中から、粘土石灰質の最良中央部を3haのみをバルテュスに使用)、低収量15hl/ha、手摘み100%収穫(選果台で2回選別)。フレンチオークの新樽のバリック(小樽)発酵による画期的なワイン。ワイナート誌はこの2002年の初ヴィンテージについて「高い凝縮度を持っていながらゴリ押しする厭味がない果実の風味が口の中で飛び回るような鮮烈な印象と、リッチだが軽やかな質感は通常では見られない特質」、メルロー100%・ノンフィルター・無清澄・シャトー元詰、ミシェロ・ローラン コンサルタント、イヴ・ヴァテロ醸造責任者
テイスティング: 2011年1月 4日
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