シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン 1992 CHATEAU LA MISSION HAUT BRION

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シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン [1992] CHATEAU LA MISSION HAUT BRION

PESSAC LEOGNAN
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テイスティング 12/14/2010
これは、オフビンと言われながら、飲んでみてすごく美味しかった。オーブリオン、やラ・ミッション・オーブリオンには、オフビンはないのか。確かに果実の厚みはないが、小さな宇宙がそこにある。香りの中には、よくスワーリングするとシガーの香りがする。味わいがすばらしい。酸も程々にあり、甘みとだし汁のようなミネラルがある。長い余韻に美味しさが口の中に広がる。官能的なテキスチャーは、オーブリオンを凌ぐと述べられることがある。このテキスチャーの良さはまだ自分にはわからない。しかし、おりまで飲んだが、おりのタンニンの具合が普通のワインに近いと感じたのであるから、このワインのテキスチャーはすごいのであろう。日本の懐石料理にあう感じがする。強く訴えるワインではないが、奥深い味わいのある、日本料理のようなワインだ。
まめ知識として、"シャトー、ラ・ミッション・オーブリオンは、ウォルトナー家の熱意ある運営によって高められてきましたが、1983年にその長年のライバル、オー・ブリオンのオーナーであるディロン家に売却されました。そして、有能な支配人デルマス氏の管理のもと、新樽100%の採用など幾つもの改善をしていきました。1992年からはセカンド・ワインのラ・シャペル・オーブリオンをリリースし、益々高いポテンシャルを発揮するようになりました。"つまり1992年は、オフビンと言ってもセカンド・ワインを分けて作られているのだからそのポテンシャルは高いのである。
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コルクの状態も、すばらしい。よっぼど保存状態が良かったようだ。
以前に飲んだこれもまたオフビンの97のラ・ミッション・オーブリオンも忘れない美味しさだ。さて良い年のビンテージは飲んでないが、どんな味わいだろう。
テイスティング: 2010年12月14日
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