エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 愛知県芸術劇場コンサートホール 2017.5.16

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エサ=ペッカ・サロネンエサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 愛知県芸術劇場コンサートホール 2017.5.16

R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op. 20
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op. 30

ベートーヴェン 交響曲第7番 イ長調 Op. 92

エサ=ペッカ・サロネンの指揮ぶりは僕の好みのタイプである。リズムの前に振りを入れる。次に何がくるかわかりやすい振り方だし、一生懸命降っている。ツァラトゥストラはかく語りきの最初の出だしの指揮は、真似したいなと思わせる。エサ=ペッカ・サロネンは常に全身で指揮しているのだが。
フィルハーモニア管弦楽団は重厚な音が綺麗である、管楽器も絃楽器も。当然ヴァイオリン、ヴィオラなどは綺麗に決まっているのだが。ただ、今回の演奏はどれも、ドライに聞こえてしまう。なにか演奏している人に情熱がないのである。うまく演奏しているが、すごくドライでクールに聞こえてしまった。ベートーヴェン 交響曲第7番 も綺麗で僕の好きなテンポだし、まとめ方なのに。
別の場所で聞いたらもっと良かったのかも。

ツァラトゥストラはかく語りきは最初の重低音がいつもCDでは見過ごされすぎなのだが、ここは綺麗なオルガンの低温が鳴り響いていた。第1バイオリンの後方の隣に座っていたので、今まで聞き逃していた第1バイオリンのパートがよく聞き取れた。

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