ベルリン・フィル八重奏団 2017.1.27 愛知県芸術劇場コンサートホール

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BerphOct2017.jpgベルリン・フィル八重奏団 2017.1.27 愛知県芸術劇場コンサートホール

ニールセン:軽快なセレナード <Cl. Fg. Hrn. Vc. Cb.>
ドヴォルザーク:5つのバガテル op.47(ウルフ・グィド・シェーファー編/ベルリン・フィル八重奏団のための編曲)
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 op.166, D.803
アンコール
ドヴォルザーク:5つのバガテルの第5曲 Poco Allegno

シューベルトの八重奏曲では、ヴィオリンの樫本大進とクラリネットのヴェンツェル・フックスの掛け合いのような演奏があって楽しく聴けた。なかなかシューベルトの八重奏曲 は聴く機会がないのだが、ベルリン・フィル八重奏団時はこれがいいんだろう。
今回は、2階のちょうど樫本大進の後ろ側で見ていたのだが、ヴァイオリンの演奏を後ろから見るのも、体の動かし方や、弦の動きがよく見えて楽しかった。彼の音を区別するのもしっかりできる。なかなかオーケスストラでは後ろから見てもあまりしっかり見えないから、その意味楽しめた。彼のヴァイオリンの響きは高音部が綺麗でキレのある演奏だ。それにクラリネットのヴェンツェル・フックスの演奏も素晴らしいし、ホルンの響きも良かった。また見たい楽団である。

出演
樫本大進(第1ヴァイオリン)
ロマーノ・トマシーニ(第2ヴァイオリン)
アミハイ・グロス(ヴィオラ)
クリストフ・イゲルブリンク(チェロ)
エスコ・ライネ(コントラバス)
ヴェンツェル・フックス(クラリネット)
シュテファン・ドール(ホルン)
モル・ビロン(ファゴット)

ドヴォルザーク:5つのバガテル
本来はバイオリン2台、チェロ、ハルモニウムのために書かれたドヴォルザーク:5つのバガテルは、八重奏曲としてもとてもうまくいくに違いないと確信できる既存の曲だった。優れた編曲者のウルフ=グイド・シェーファーに編曲を依頼し日本のツアーが今回初演となった。

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