イーヴォ・ポゴレリチ ピアノ・リサイタル Ivo Pogorelić Suntroy Hall 2016/12/10

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ivopogorelic2016.jpgイーヴォ・ポゴレリチ ピアノ・リサイタル Ivo Pogorelić Suntroy Hall 2016/12/10

ショパン
: バラード第2番 ヘ長調 op.38
: スケルツォ第3番 嬰ハ短調 op.39
シューマン: ウィーンの謝肉祭の道化 op.26
モーツァルト: 幻想曲 ハ短調 K475
ラフマニノフ: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36

アンコール
シベリウス:悲しいワルツ

すばらしい演奏!!
やっぱり天才なんだろうか。クラシックの範疇には収まらない弾き方である。
そして一音一音を非常に大切にする弾き方である。なんだかジャズを聴いているような不思議な感覚に陥る。彼の演奏は、どの曲も不思議な世界に連れて行ってくれる。
びっくりするほどの集中力と音の魔術師だと思う。別に僕はクラシックにこだわらないから、彼の演奏が大好きになってしまった。
すごいの一言。

クロアチアのピアニスト。ユーゴスラヴィアの首都ベオグラード生まれ。
指定の箇所を無視して演奏する型破りなことでも知られる。
1980年、ポーランド、第10回ショパン国際ピアノコンクールの本選落選、審査員特別賞受賞。これまでのショパン解釈からは到底考えられない彼の演奏は奇抜すぎるとする他審査員に対し、審査員の一人マルタ・アルゲリッチが「彼こそ天才よ」といい、その場から立ち去り抗議。審査員を辞任する騒ぎとなった
1996年2月、妻で師のアリザ・ケゼラーゼが死去。以降長らく低迷期が続いたが、近年は復活の兆しが見えてきている。僕には最近は完全復活していると思う。

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