Herbert Blomstedt Bamberger Symphoniker in Nagoya ヘルベルト・ブロムシュテット バンベルグ交響楽団 愛知県芸術劇場コンサートホール 2016.11.1

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Herbert Blomstedt Bamberger Symphoniker in Nagoya ヘルベルト・ブロムシュテット バンベルグ交響楽団 愛知県芸術劇場コンサートホール 2016.11.1

プログラム
ベートーヴェン:
交響曲 第6番 ヘ長調 op.68「田園」
交響曲 第5番 ハ短調 op.67「運命


ヘルベルト・ブロムシュテットは、今年89歳とは思えない元気な指揮振りである。そして、クラシカルな演奏でありながら、テンポも早めであり、バンベルグの楽団員とも息もしっかりあっている。

6番、5番とも締まりのある素晴らしい演奏だった。やっぱり6番は管楽器の人に注目が行くのだが、フルート、オーボエの女性(おそらくバーバラ・ボード)、クラリネットの演奏は素晴らしかった。この6番のときになぜか、演奏終了時にオーボエの人をブロムシュテットはささなかったのだが、5番のときには彼女に賛辞を送った。
特に感動的だった運命が終わった時の、やっとぞと言うブロムシュテットの表現が嬉しかった。
バンベルグの演奏は確かにすこしボヘミア的な音色が濃い美しい響きである。どのパートの演奏も素晴らしく、全体のレベルが高いのが実感できた。そしてブロムシュテットのわかりやすい指揮も、聞いていて小気味良かった。

惜しかったのは、第6番で、隣のNHKの撮影の人の音洩れと後ろの席で、絶えずべりべりと剥がすような音がしていたこと。

アンコールは、
ベートーヴェン:エグモント序曲

バンベルグ交響楽団
1946年、第二次大戦後避難民としてバイエルン州の古都バンベルクに移ってきた、プラバ・ドイツ・フィルハーモニーの元メンバーやカールスバードやシュレジアからの音楽家たちによって結成されている。

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