Zubin Mehta, Wiener Philharmoniker, Kawasaki ズービン・メータ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ミューザ川崎 2016.10.9

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Zubin Mehta, Wiener Philharmoniker, Kawasaki ズービン・メータ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ミューザ川崎 2016.10.9

CONDUCTOR Zubin Mehta
ORCHESTRA Wiener Philharmoniker
WORKS BY Wolfgang Amadeus Mozart, Claude Debussy, Franz Schubert

モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart :歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲 Ouv. Don Giovanni
ドビュッシー Claude Debussy:交響詩「海」 La Mer. Trois Esquisses symphoniques
シューベルト Franz Schubert:交響曲第8番「グレート」Symphony No. 8 in C major, D 944

ドボルザーク スラブ舞曲8番

ミューザ川崎は初めてだったが、思ったよりもホールは小さめで、全体の音響効果は良さそうである。なぜか、4列目だったが、右横だったので前の席はない。という意味ではかなり集中し聞けた。

ガラコンサートからズービン・メータを聞いていて、僕にはあまり合わない指揮かなと思ってしまった。伝統的、格式的で、華やかというよりは、厳格、実直な演奏である。
交響詩「海」は、ガラコンサートよりもまとまっていた。ドビッシーらしい華やかさがない。どうしても海の波がはじかない。カラヤンならそんなことはないのにと思ってしまう。
シューベルトの交響曲第8番「グレート」は堅実、優雅、ウィーンフィルの音がズービン・メータ指揮に溶け込んでいて格調高い演奏である。でも僕にはすこし物足りない。

コンサートマスター、初日のガラコンサートと同じでRainer Honeckだった。
シューベルトのグレーとは管楽器を前に配置して面白い趣向だ。これなら前の観客は誰が吹いているかわかる。ミューザ川崎は、全体的に舞台が低くて、後ろのメンバーがあまり見れないからこの方がいいかも。フルートの右の前にWolfgang Breinschmid、二番目がKarl-Heinz Schützだ。
OboeとClarinetのメンバーは後ろ姿で誰かわからなかった

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 http://www.wienerphilharmoniker.at/en

シューベルト交響曲第8番「グレート」は、ザ・グレートと呼ばれているが、シューベルトの交響曲にはハ長調の作品が二つ、この他に第6番がある。第6番の方が小規模であるため「小ハ長調」と呼ばれ、第8番が「大ハ長調」と呼ばれることに由来する。
ザ・グレート』はイギリスの楽譜出版社によって付けられたものであるが、スケールや楽想、規模は『ザ・グレート』の名に相応しいほどであり、指示通りに演奏してもゆうに60分以上かかる大曲である。

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