ベルリン・フィルハーモニー 指揮サイモン・ラトル ベートベンティクルス サントリーホール 2016.5.13 Berliner Philharmoniker Conducted by Sir Simon Rattle

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ベルリン・フィルハーモニー 指揮サイモン・ラトル ベートベンティクルス サントリーホール 2016.5.13 Berliner Philharmoniker Conducted by Sir Simon Rattle

ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
Beethoven : Symphony No.8 in F major Op.93

ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」 
Beethoven : Symphony No.6 in F major Op.68 "Pastoral"

演奏会の始まる前に二人の大きな外国人が、サントリーホールの前に立っていて
パイプオルゴールの演出を見ていた。ドミートリ・イワンシェンコとクリスティアン・エルスナーだった。気づいた人はプログラムにサインをもらっていた。いいな今日はプログラムを忘れてきた。しまったと思っていたら、別の人が写真を一緒に撮ってもらっていた。しまった。ミーハーな僕としてはどちらも機会を失った。

今日のコンマスは樫本大進である。
交響曲第8番も集中力あって素晴らしい演奏である。やっぱり8番もあまり聞かない。ベートーベンの交響曲は、すごく有名なのと、あまり聞かない曲に極端に分かれると、なんとなく自分の中で実感。それにしても8番は軽快でコンパクト、そしていろんなベートーベンらしい趣向がいっぱい入っている。

8番が終わって休憩後
2階にテレビカメラが入っている。場所は皇太子がよく座る席である。きっと皇族の方が来ているんだと思ったが、1階のちょうどバルコニー席の下にいたので誰が来たのかわからない。ところが2階席の人が一斉に立って拍手するので、僕も立って拍手して誰が来たのかと見上げていると、美智子妃殿下の顔が見える。一人で来たのかとおもったが、少し斜めから天皇陛下の顔が見える。今日は天覧コンサートなのである。

田園がはじまった。素晴らし。この早いリズム演奏のキレがいいのだ、そして幅が広い豊かで正確な演奏。本当に素晴らしい。雷鳴、嵐の表現も全く素晴らしい。そして演奏者たちの躍動が本当に目の前に繰り広げられてライヴならでは体感ができた。
静かに終わった中に、しばらく拍手もなく、ゆっくりと拍手が始まる。素晴らしい演奏だった。
楽団員がステージを去った後に天皇皇后陛下が立たれて最後まで拍手されている。ラトルも何度も出てきて、挨拶をせざる負えない。こちらも帰れない。ずっと拍手である。そしてラトルが去った後に天皇陛下のお見送りである。二人とも笑顔である。

三日目のベルリンフィルのベートーベン・ティクルスが終わったしまった。残されたのは2回のコンサートである。

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