サントリーホール、クリストフ・エッシェンバッハ指揮・ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker Week in Japan Chirstoph Eschenbach cnducts Winener Philharmoniker モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番、チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード、プロコフィエフ: 交響曲第1番 2015.10.6
モーツァルト ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K488
I. Allegro
II. Adagio
III. Allegro assai
アンコール シューマン 子供の情景からトロイメライ
クリストフ・エッシェンバッハの堅実なピアノである。ポリーヌとベーヌの競演を聞いて予習していたので、期待はずれのところがある。もっとモーツァルトって楽しげであると思うんだが。ピアノが弾けて踊らないのである。そこが残念
チャイコフスキー 弦楽のためのセレナードop.48
I. Pezzo in forma di sonatina, Andante non troppo - Allegro moderato
II. Walzer: Moderato. Tempo di Valse
III. Élégie: Larghetto elegíaco
IV. Finale (Tema russo) : Andante - Allegro con spirito
素晴らしい演奏である。これはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのみせどころ満載である。それにしても今まで第一バイオリンが今までずっと統制がとれていたのに、今回は、すべてのメンバーが一心不乱に演奏しているところが伝わって来る。弦の使い方はみんな同じであるが、体の動きがみんな違う。
キュッヒルの統制のとれた弾き方に比べ、ホーネットののめり込んだような弾き方が面白い。キュッヒルの後ろにいるのは誰だろう。体の動き方がみんなと明らかに違う。
プロコフィエフ 交響曲第1番 ニ長調 op.25 古典交響曲
I. Allegro
II. Larghetto
III. Gavotta: Non troppo allegro
IV. Finale: Molto vivace
これもオーケストラ全体のパーフォマンスがすごいのがあらためて実感できる演奏である。弦楽セレナーデの後なのでどうかとも思ったが。やっぱりウィーンフィルはいい。
全体として3日間、エッシェンバッハ指揮のウィーンフィルを聞いたが、コンマスのキュッヒルさんのリードがよくて、エッシェンバッハの堅実な指揮ぶりとあっていたのだろう。
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