アンネ=ゾフィー・ムターとヴァイオリンの音色 アンドレ・プレビン指揮 ボストン交響楽団 モーツアルトのヴァイオリン協奏曲1番

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2007/04/23
アンドレ・プレビン指揮 ボストン交響楽団でモーツアルトのヴァイオリン協奏曲1番を見て来た。アンネ・ゾフィー・ムターの演奏を初めて生で聴いたが、演奏技術だけではなく、ヴァイオリンの響き自体がまったく桁違いにすごいことに驚いた。当然彼女の技量無くしては、出ない音だろうと思うのだけど。前から2列目で、ほとんどアンネの正面に座っていたので、本当のヴァイオリンの生の音が聞けた。それに曲目によってヴァイオリンを換えているようだ。
またプレビンが指揮しているのだが、第一バイオリン奏者とのタイミングは彼女が取っているような印象を受けた。そう言えばモーツアルトのバイオリン協奏曲の全集を彼女が出していて、指揮もしていたっけ。
プレビン作曲、ボストン初演のヴァイオリン、ダブルベースの協奏曲も良かったのだけど、ラベルのマザーグースは、プレビンらしい華やかな中に緻密な組み立てがしてあり、BSOと絶妙な組み合わせだった。
翌日も続けて知り合いの人からお誘いがあり同じ演目を見て来た。今度は、2階席の正面に座った。全体の音のバランスはよいがアンネの細かなヴァイオリンの音色は聞こえてこない。あくまで、その前日との比較であるが。クラッシックも生で聞くのがいいんだが、どこに座るかによって印象が異なるのも確かである。

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