映画の撮影形式、編集形式メモ

映画の撮影形式

POV(Point of View), モキュメンタリーMockumentary
ドキュメンタリーに対してモックドキュメンタリー
ハンディカメラなどを使って、登場人物が撮影したものをそのまま映画として使う形式である。
カメラのアングルは揺れたりして見づらい点もあるが、撮影者の衝撃が直につたわるのでリアリティのある映像を作り上げることができる点もある。
ドキュメンタリー形式を取るので、インタビューなども含まれる。

ミザセンヌ
本来はフランス語の舞台上の配置である。
映像の構成要素がどのように撮影のために準備されフレームの中に、どのようにカメラに収められるか。
絵画や、写真のように一瞬を捉えた2次元の表現から、カメラが動くことで、3次元的な意味を映画では表すことができる。

クロスカッティング
異なる場所で同時に起きている2つ以上のシーンについて、それぞれのショットを交互に繋ぐことで、、臨場感や緊張感などの演出効果を引き出す手法。
並行モンタージュともいう。
國民の創生, ゴッドファーザー
異なる時間に起こった複数の出来事を意味的な連続性で交互に繋いだものはパラレル編集という。バベル, イントレランス1916

カットバック
2つ以上のショットを交互に切り返す編集技法
カットバックは場面Aと場面Bを時間の連続性を持って繋ぐものであり、場面Aと場面Bを並列的に繋ぐクロスカッティングとは意味が異なる。

フラッシュバック
瞬間的にいくつもの短いショット(だいたい2コマ程度)を繋げて視覚的効果をもたらす技法
別の意味として
フラッシュバックには進行しているストーリーの時間的な連続性を破って、過去の場面を提示するための技法という意味もある
市民ケーン, 生きる,

ロードムービー
旅の途中で起こるさまざまな出来事が、映画の物語となっている。 道中の過程の描写がメインであり、ストーリーの結末は曖昧な作品も多い。
イージー・ライダー 、ペーパー・ムーン、サイドウェイ 、リトル・ミス・サンシャインなど

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