恋仲 2015

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恋仲恋仲 2015

監督: 金井紘, 宮木正悟
脚本: 桑村さや香
出演: 福士蒼汰, 本田翼, 野村周平, 太賀, 大原櫻子


新幹線の開通など富山も舞台になっている。ご当地ものというほどでもないが。
最初の話に挿入されている結末。誰があかりを射止めるのか?という流れは、そんな最後は決まっていると思っている人が圧倒的と思うんだがどうなんだろう。
最終話の結婚式の前の晩の展開も見ているものを究極に焦らしているのは確かだが。よく考えてみれば、もしかしたら二人にこの試練の時があったから結婚できたかし長く続くとも思う。幼馴染で初恋同士は、やりやすいようでやりにくいかも。お互いに意地を張ったりするし。相手を意識し始めると気まずくなったりすることもある。花火の夜に本当はあかりもあの時にキスするだけでなく自分が去らなくてはいけなくなったことを言えばよかったのに。
ストーリーは最初は善悪がはっきりしているようでので(葵と翔太)好きでなかったのだが、次第に翔太の熱心さが見えてきて、なるほど公平の言っていることは確かだと思えるようになってきた。ここはうまい展開である。葵と翔太の二人のライバル心、嫉妬が入り乱れている。

究極のじれったい系、すれ違いあり。幼馴染, 三角関係, お互い初恋の相手なのにすなおに気持ちが伝えられない。
好きなのにお互いに彼女、彼氏がいる。そして最後には結ばれるというパターンだ。

翔太は葵に嫉妬していた。あかりと葵がお互いに好きなのはわかっていたが、葵のはっきりしない態度が嫌いだったのだろう。
あかりの手紙を見つけて隠していた翔太は、正々堂々としていない。ただそれだけあかりが好きだったのはなるほどと思う。しかし長く付き合っても、翔太には、あかりの心の中に葵がいると思っていた。

金沢公平の友達感がいい。やっぱり男同士の友情がいいんだろう。でも彼のような人物ができた友人は滅多にいないと思うんだが。
やっぱり最後はそうでないと。

あかりは富山を離れる時に葵に事情を説明すればよかったのに、そして花火の夜、再度富山にあかりが来た時葵を探すべきだったと思うんだが。なぜあれほど積極的で明るい子なのにしなかったのだろう。それに約束の場所は橋の上ではないと思うんだが。

100年保つ家づくりのコンペのプレゼンは当然あかりに葵の気持ちは伝わっているが。どうして葵に一言いって富山に行かなかったのだろうか。
これはストーリーの展開上仕方がないのかもしれないが。

病院での、夏祭りの再現は泣けてくるほど感激するんだが、最後に翔太とあかりの場面はやっぱりじれったい。
あかりはもう決めていたと思うんだけど、やっぱり葵からはっきりと意志を伝えないとはじまらない。だから富山に行ってちゃんと伝えたことがいいと思う。

あかりが病院で翔太の患者の家庭教師をするんだが、どうしてそんなゆとりがあるんだろうかと思うんだが。
あかり自体の生活感がはっきりしない。どうやって働いているんだろう。苦労している割にあまり働いていないようにしか見えないだが。
教員採用試験と、就職とは違うんだが。通信系の大学は卒業しているんだろう。
二人とも親がはっきりしない。あかりの父はともかくとして、葵の両親はどうしたんだろうか説明がない、高校時代は母はいたんだが。

最後の場面は生放送だったんだ。なるほど。あの写真を撮った人は、指原だったのか。

やっぱり福士蒼汰の演技はうまいね。かっこよさもあるし。野村周平はそれに比べてなんだかまだ硬さがある。
本田翼のかわいさがいいんだ。確かに演技は彼女なりのうまさがでていていい。なんとなく自然な可愛さがいい。

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