いぬやしき 1-10卷

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いぬやしきいぬやしき 1-10卷
作者 奥浩哉

老年を迎える冴えないサラリーマンの犬屋敷壱郎、高校生の獅子神皓は非常に小さな宇宙人による事故に巻き込まれ死亡する。
事故を隠蔽したい宇宙人によって、生前の記憶や精神を持った機械の身体となって蘇る。
二人ともロボットになっているが、生きていることを感じるために犬屋敷は、人を救うようになる。病気も直す。一方で
獅子神は人を殺すことで生きているを感じるようになり、無差別大量虐殺へと向かう。

今回はGantzのようなグループで戦うのでなく、ソロで戦う形になっている。大量虐殺を繰り返す獅子神にも心を許す友人ができる。
そんな時に直径50キロメートル以上の巨大な小惑星が地球に接近して来ており、アメリカの核でも破壊することができなかった。
犬屋敷は、一人で隕石を破壊しようとするが無理で、獅子神がそこに現れ、自分を自爆させろと言う。自分にも救いたい人がいるからと。
獅子神は、自爆したが隕石は残り、最後に犬屋敷も自爆して隕石は完全に破壊される。

今回は58歳のかなり老けた老け顔の冴えないサラリーマンが主人公であり、ロボットになり人助けを繰り返しヒーローになっている。
一方、ジャニーズ系のかっこいい高校生の獅子神が悪役である。
この対比は面白い。それに今回はGantzと違って、大量殺人者はやっぱり罪深いということをはっきりさせている。
それに単純なストーリーで10巻で完結している。Gantzと同じように新しいメカの機能を生かしたバトルがあり、アクションはこ気味良い展開である。
インターネットを介した2チャンネルの大量殺人などのアイデアもまた面白い。

この漫画も2017年10月にはアニメがテレビで、2018年には木梨憲武、佐藤健で公開予定になっている。

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