蛇姫様 1959

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

蛇姫様蛇姫様 1959

監督: 渡辺邦男
出演: 市川雷蔵, 瑳峨三智子, 近藤美恵子

この映画の設定や話の流れは少し無理があるかな。
まず料亭ひのき屋の息子千太郎が、剣術の免許皆伝、色男であり役者になり、最後に父と妹の仇の国家老を斬る。
しかしなぜ題名は蛇姫様なのか。確かにこの映画では、千太郎の妹おすがが黒い蛇になり琴姫の近くにいる。川口松太郎原作の蛇姫様では、この真っ黒なからす蛇が、琴姫を守り、最後は国家老佐伯左衛門が切腹して果てる時にからす蛇がいたのである。あれやっぱり千太郎が家老を斬ることはないよね。これは大映映画特有の演出だろう。最後の千太郎と琴姫がおどるのもファンサービスだろう。
ということで、ややこの映画のストーリーは、ちょっとおかしな設定がありすぎて、それも蛇姫の説明も少なく、全体的にはよくできてもいるが見ているものとしては不満が残る。

東宝の衣笠貞之助監督、長谷川一夫、山田五十鈴、原節子出演の蛇姫様が見たいね。

My Rating(評価): 12/20
アクセス数:18