東京喰種トーキョーグール テレビアニメ シーズン1-2

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

東京喰種トーキョーグール テレビアニメ東京喰種トーキョーグール テレビアニメ シーズン1-2

監督 - 森田修平
シリーズ構成・脚本 - 御笠ノ忠次

東京喰種トーキョーグールは、石田 スイによって新しいモンスターが作られ、またその世界が拘置されているのが面白い。
人間を食べて生きる。グール。子供も作る。感染性はない。ゾンピやバンパイアでもない。背中から、昆虫の触手のようなものを出して武器にする。共食いもあり。共食いをして新しい能力を得るなど面白い能力がある。再生能力もすごい。テラフォーマーズのように昆虫的なモンスターである。
赫子(かぐね)、赫包(かくほう)、Rc細胞など面白い設定であるし、すこし生物的な知識がないと描けないだろう。

いつもように主人公は、偶然、大きな力を得てしまう。そして次第に巨大な能力者になっていく。ここはいつもの漫画の主人公と同じ。ただ人間が、グールというモンスターになり、人肉しか食べれない体になってしまうというダークな世界を描いている。
文学的要素が強いのも好きである。高槻泉の本が話題になるが、次第に高槻泉自体が物語で重要な意味を持つ。カフカ白秋など文学の要素も含めている。
そして見ているものは、グールの立場で見るか、人間側の立場で見るか、どちら側で見ていいのかわからなくなる。

漫画よりアニメの展開の方が好きだったりする。
アニメがいいのは、漫画の描き方にすこし流れ、動きが少なく、コマごとの展開がすぐに理解しにくいところがある。これがアニメで描かれると、よりカッコよく素直にアクションが理解出来る。ここがいい。
ただアニメの方が、漫画よりディテールが足りない。細かな背景が十分に描ききれていない。アニメを先に見たので、漫画でああそうだったのかと思うことが多数ある。
そして2シーズンは原作者の石田がストーリー原案を手がけ、カネキが「アオギリの樹」に参加するという漫画とは異なる「もう一つの東京喰種」が描かれた。とくにシーズン2の終わり方が漫画と比べると格段にいい。
シーズン2の終わり方
これは大きく漫画の原作と違う。漫画では、永近英良(ヒデ)と地下道であって、その後ヒデがどこに行ったのかわからなくなっている。ただ、Re: では、ヒデがカネキに自分を食べろと言っているシーンがある。カネキは本当に食べたのだろうか?
それよりもアニメのようにヒデの身を案じて、CCGにカネキが投降した展開の方がずっといい。
なぜならヒデを食べたなら、そのダークな世界に落ちた自分のいつも向き合う必要があるのである。最後は悲劇しかない。それがRe:の展開にはない。

東京喰種トーキョーグール1-14 漫画 記事はこちら

東京喰種トーキョーグール :re Tokyo Ghoul:re:re 1-10 記事はこちら

東京喰種 トーキョーグール 2017 記事はこちら

東京喰種トーキョーグール テレビアニメ シーズン1-2 記事はこちら

My Rating(評価): 16/20
アクセス数:17