悪の教典 2012

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悪の教典悪の教典 2012

監督: 三池崇史
出演: 伊藤英明, 二階堂ふみ, 染谷将太, 林 遣都, 浅香航大

この映画はどうなんだろう。
サイコパスの蓮実は14歳の時に両親を殺し、その後京大、ハーバード大学を卒業し、。大手投資銀行でトレーダーをしていたが日本に帰る。
僕は教師になったたが、それで教師になったのが不思議である。
ただ、確かに自分にとっての都合のいい理想の王国を創る為ということだが、つまり彼には生きている人間関係が欲しいということになる。
なんとなく今までアメリカの映画で描かれてきたサイコパスと違う感じである、サイコパスには何かねじ曲がった欲求とそれを満足するための行動があるはずなんだが。それに人間関係は非常に苦手なはずなのだが。
蓮見が何で欲求を満たしているのかが、全くわからない。性的なもの、支配的なもの?確かに女子生徒と関係を持つのだが、それも生徒の情報を得るためのものなのか。
生徒を殺すために教師になったのか?それにしても犯行はあまりにも稚拙。殺して埋めるなんて。確かに証拠はないが、複数の人間が行方不明になれば疑われてしまう。自殺もそうである。頭のいいやつは、必ず事故に見せかけるはずなんだが。殺人対象も、自分に迷惑をかけるものが最初。その後は自分の犯罪の証拠隠しに殺していく。最終的には、作者がクラス全員を殺す展開にしたかったからだろうが。クラス全体の殺人の展開もあまりスリリングではない。

設定も展開もあまり納得できないし、怖くないし、のめり込めない。ただ全体の作りは良くて途中で見るのをやめてしまうまでではない。

片桐怜花が最後に左目が白濁して見えていて、蓮見が怜花のことをムニンと呼ぶのだが、意味がわからない。次章でわかるということなのか??

蓮見が口笛で吹く曲。三文オペラの主題歌モリタート(殺人物語大道歌)は知らなかった。そういえば三文オペラは見たことがない。見なくちゃ。

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