ミュージアム 2016

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ミュージアムミュージアム 2016

監督: 大友啓史
原作: 巴亮介
出演: 小栗旬, 尾野真千子, 妻夫木聡, 野村周平, 丸山智己, 田畑智子

最後の展開は、やっぱり最悪のシナリオを考えたのに、どうしてその展開にしなかったのだろうか。これにはまだ続きがあるのだろうか?ここは最後がハッピーエンドであること?? 彼の子供の運動会での仕草はどうだろうか、首を掻く仕草、それは事件による精神的なストレスをものがっているのだが。それが、沢村の子供が犯罪者になっていく可能性があるということか。

概ねサイコパスの映画は好きなのでこれもかなり好みな映画。ストーリーはやっぱりセブンに似ているというより、セブンを踏まえた展開と言っていいだろう。肉をきっかりと出生体重の重さに切り取るのは、セブンでは1ポンドきっかりに切り取るなど。犯罪の手口も似ている。雨のシーンが多いのも似ている。犯罪にまつわる謎を解くこと、そして自分の家族に危険が迫り、自分も犠牲になるまでの危険に陥る。そこが面白いんだが。セブンの衝撃を知っている人間は、最後は最悪を予想するのだが、そこを観客の期待をうまく裏切る。そこまでダークにしなかったのはほっとするんだが。

光線過敏症とカエル男の繋がりも面白いし、それを治療する医師が双子の姉?なのが話として面白い。

殺人をアートと考えるのは、両親を殺した時からなのか?それまでに何かあったのかもしれないが。
どうして殺人を対象とする人たちの情報をあれだけ知りえたのだろうか?あの顔貌では外にはなかなか出れないはずだが、やっぱり橘幹絵が協力者だと思うのだが。

双子の橘幹絵の反応がわからない。沢村に居所を教えるが、これは霧島早苗の罠があることを知っていたのでは。そして後から来た警察には教えていない。それなのに、病院では重症の霧島早苗を殺そうとする。協力しているようでもあり、殺そうとする。
ただ、両親を殺したのは、霧島早苗だけなのだろうか?橘幹絵も共犯ではないのか?これが

カエル男を演じている妻夫木聡が素晴らしい。外観からは妻夫木とは分からないが、彼がサイコパスを見事に演じている。

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