Gods of Egypt キング・オブ・エジプト 2016
監督: アレックス・プロヤス
出演: ブレントン・スウェイツ, ニコライ・コスター=ワルドー, ジェラルド・バトラー, コートニー・イートン, エロディ・ユン
これは、映画を楽しむために作られたものだ。エジプト神話か。これは少しは知っていても、神話までは知らなかった。
迷路、スフィンクスのなぞなぞ、アクション、古代エジプトの神々など目新しく面白い設定がいっぱい出てくる。
全体のストーリーは単純で爽快。最後にあまり心に残らないが、CGを非常にうまく駆使したスケールのでかい景色やアクションが最後まで飽きさせないで楽しませてくれる。
この映画のストーリーは、オシリスとイシスの伝説をもとに描かれているようだが、それに人間の夫婦ベックとザイヤ絡めてうまく作ってある。
神と人間の大きさをCGで変えている。これは前にもそんな映画があった。
ベックの妻役のザイヤ役のコートニー・イートンが美しい。オーストラリア出身でアジア系の血も入っている。マッドマックス 怒りのデス・ロードのデビューして、この映画はまだ２作目。これからの女優である。
この映画に登場するエジプト神話の神々
ラー 最も重要な神ラーは太陽神であり、古代エジプト人は太陽の昇り沈みとともにラー自体も変形する 。日中はハヤブサの姿をして天を舞い、夜は雄羊の姿で夜の船に乗り死の世界(夜)を旅する
なるほどここは映画もそのように、宇宙に船があり、そこに載っているがラーである。そして夜になると大蛇アポピスと戦う。
オシリス
オシリスは、古代エジプト神話に登場する神の一柱。エジプト語ではアサル、アセル、ウェシル、ウシルとも呼ぶ。イシス、ネフティス、セトの4兄弟の長兄とされる。王冠をかぶり、体をミイラとして包帯で巻かれて王座に座る男性の姿で描かれる。
生産の神として、また、エジプトの王として同国に君臨し、トトの手助けを受けながら民に小麦の栽培法やパン及びワインの作り方を教え、法律を作って広めることにより人々の絶大な支持を得たが、これを妬んだ弟のセトに謀殺された。 セトに奪われた王位を奪還。これをホルスに継承させることに成功。以降、現世はホルスが、冥界はオシリスがそれぞれ統治・君臨することになった。
ホルス
オシリスとイシスの子であり、父の敵であるセトを征伐する神話が特に有名である。
天空と太陽の神 エジプトの神々の中で最も古く、最も偉大で、最も多様化した神の一つである。通常は隼の頭を持ち太陽と月の両目を持つ男性として表現される。時代とともに、その姿は隼から人間の姿をとるようになる。 「ウジャトの目」とは、ホルスの目のこと。
アヌビス 冥界の神
エジプトの中でも比較的に古い時期から崇拝されていた神でミイラづくりの神
犬またはジャッカルの頭部を持つ半獣もしくはジャッカルそのものの姿で描かれた
セトの妻ネフティスが兄のオシリスとの不倫によってできた子供。
セト
オシリスの弟。砂漠と異邦の神であり、キャラバンの守り神である一方で、砂嵐を引き起こしているのも彼であるとされている。性欲を象徴する神であり好物はレタス。
神話体系内でもっとも共通する添え名は『偉大なる強さ』。荒々しさ、敵対、悪、戦争、嵐、外国の土地などをも象徴している。
ネフティス
セトの姉と同時に妻。セトにそむいてオシリスの復活のためにイシスに協力し、死者の守護神となる。 セトと子供を作ろうとするが拒まれ、その代わりにオシリスを酒で酔いつぶして、彼との不倫によって身篭もった。この子供がアヌビスである。
イシス、アセト
オシリス神話により献身的な母や妻としての印象が強いが、他の神話的物語では強力な魔術師的存在として描かれ、その魔力を用いて父ラーから支配権を強引に奪い取ったという神話も残っている。そのため中世ヨーロッパではイシスは魔女の元祖とされることもある。
ハトホル
愛と美と豊穣と幸運の女神。聖獣は牝牛。
暗闇と混沌を司る悪魔神＝大蛇アポピス
アポピスは闇と混沌を象徴し、その姿は主に大蛇として描かれる。太陽の運行を邪魔するのでラーの最大の敵とされる。
オシリスとイシスの伝説
オシリスとイシスの伝説（オシリスとイシスのでんせつ）とは、オシリスとイシス及びセト、ホルス神を巡るエジプト神話上の一連のエピソード。ギリシャの歴史家プルタルコスによって紹介され、ファラオの王権にも密接に関わっている。神話学の観点からは、オシリスの死と再生を象徴しているとされる。
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