dreaming on clouds

ソラニン 2010

監督: 三木孝浩
原作: 浅野いにお
出演: 宮崎あおい, 高良健吾, 桐谷健太, 近藤洋一(サンボマスター), 伊藤歩

音楽、夏、同棲、花火、など使い古された典型的な青春映画の題材なんだが、どれもフレッシュに見える。種田と芽衣子役の高良健吾と宮崎あおいの演技が本当に自然である。
ソラニンの歌も素晴らしい。特に 宮崎あおいが歌うシーンが本当に素晴らしい。
スリーピース（リードギター、ベースギター、ドラム）のバンドって本当に魅力があるし、3人だから全員の技術が素晴らしくないといけないんだが、これが溶け合うと本当に素晴らしいんだよね。
ただ種田が死んでいくシーンであそこでアクセルをふかして突っ走るかな？あまりにもナイーヴすぎるというか、矛盾している。でもそれが青春か！！当然、現実と自分の夢とが異なっていくのが人生なんだが、時に激しく逆らったり、静かに受け止めたりすることを繰り返していくのだが。種田の５日間は、ただバイトだけなんだろうか。逆に、芽衣子との会話で強く敗れた夢を感じるなら、（あの会話では感じないのが普通だけど）、確かに芽衣子と別れたほうがよかっただろう。

ストーリーの展開は無理もあるんだが、彼らの青春の一場面を描いた作品としてはいい。そして宮崎あおいや高良健吾をはじめ、他あの出演者がこの映画を素晴らしくしているし、音楽もいい。

エンディングのムスタング(mix for 芽衣子):ASIAN KUNG-FU GENERATIONの曲も好きだな。

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