ある殺し屋の鍵 1967

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

arukorosiyanokagi.jpgある殺し屋の鍵 1967

監督: 森一生
原作: 藤原審爾
出演: 市川雷蔵, 西村晃, 佐藤友美, 山形勲

ある殺し屋の第二作である。いつもは日本舞踊の師匠の新田は、裏の世界では凄腕の殺し屋である。必殺仕事人ばりの畳針を使って人を殺す殺し屋の話である。市川雷蔵は現代劇だとあまり目立たない、普通のサラリーマンのようである。
映画の題名であるが、なんとも不思議である。この訳は次第に分かってくるのだが、ちょっと悲しい。コインロッカーに大金を隠しておくとは。これだけ頭脳明晰な殺し屋がコインロッカーを使って鍵を首にかけているとは。
しかし今回の殺しは衆人監視の元でできると言っても、バレバレである。それに自分の正体がばれているのもちょっと設定が悪すぎる。
踊りの弟子であり、芸者である秀子が、殺人の依頼者や被害者と知り合いであるのはあまりにできすぎていてつまらない。それに、秀子を殺さない殺し屋も不思議だし。
最後の場面で、秀子がどこかに電話をかけているのだが、意味不明。おそらく、ロッカーに爆弾を仕掛けたと通報したのは秀子ではないかと思うのだが、そこは映画からではわからないし、伏線がなさすぎる。
懐かしい顔の出演者がいっぱい出ていてそこは楽しめた。

My Rating(評価): 12/20
アクセス数:28