Bates Motel season 4 ベイツ・モーテル シーズン4 2016-

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

batemotelseason4.jpgBates Motel season 4 ベイツ・モーテル シーズン4 2016-

今回は最初からノーマンが飛ばしている。今まではシーズンに一人づつ殺していたが、最初の話から母の姿になり、訪ねてきたエマの母を殺してしまう。ノーマンの狂気が明らかになってきた。
それにしても何度も言うことだが、エマや兄のディランは悲劇の主人公みたいである。この対比が素晴らしい。
母ノーマは、愚かなのか頭がいいのかわからないが、(たいていは愚かで大局が見えない) ロメロ保安官と結婚してしまう。そしていつものように、ノーマンの犯罪を隠す。
ノーマンは精神病院に収容されるが、自分がエマの母を殺したと意識していない。自分が作り出した母がやったと思っている。そして現実の母ノーマがしたと精神科医に主張する。こが本当に怖いね。今までのシーズンではこのシーズンが一番怖い。やっとサイコらしい。
ノーマがロメロと束の間の幸せを味わう。しかしノーマンは母を奪われたと思い、精神科医とノーマンを言葉巧みに説得して精神病院をでて家に戻る。母、ノーマンの雰囲気が変わったのは治療の効果と思ったが、ノーマンの狂気は、とてつもなく大きなものに成長していた。そしてノーマが寝ている間に、家のボイラーを不完全燃焼させ炭酸ガス中毒死させてしまう。
ノーマがいずれノーマンの手で殺されるのは知っていたが、このシリーズの主人公なので最後に殺されるかと思っていたが、今シーズンだった。
あまりにもあっけなくノーマが死んでしまうので、見ているものはあっけにとらわれるだけである。その後のノーマンの態度や行動はとうとう、映画サイコの基礎を築いていく。
ノーマン役のフレディ・ハイモアがシーズンごとに成長している。それが徐々にアンソニー・パーキンスが演じたノーマンに近くなっている。このシーズンの魅力の一つがフレディ・ハイモアの成長がリアルであり次第に成人に近づいているノーマンをドラマで見ているような錯覚に陥ることだろう。

そしてついに次のシーズン5がラストシーズンである。どこまで描くのだろうか?サイコまで描くのだろうか?そこが楽しみである。そしてディランとエマは幸福になるのだろうか?きになるところである。

Bates Motel ベイツ・モーテル シーズン1 2013

Bates Motel season2 ベイツ・モーテル シーズン2 2014

Bates Motel: Season 3 ベイツ・モーテル シーズン32015-

Bates Motel season 4 ベイツ・モーテル シーズン4 2016-

Psycho サイコ 1960

アルフレッド・ヒッチコックの映画 Alfred Hitchcock

My Rating(評価): 15/20
アクセス数:796

"A Danger to Himself and Others"
ロメロ保安官は、ボブ・パリスの死体を湾に沈める。ノーマンの行方が分からず、ノーマとディランは彼の安否を心配していた。ノーマンは、野原で寝ているところを起きたがまだ母の幻覚を見ていた。農夫がノーマンの様子を見て、精神病院に送る。
ディランは、エマの肺移植の手術前に、エマの側にいるためにポートランドに向かう。ノーマは、ノーマンがオレゴン州ウィラメットにある精神病院収容されたのを聞いて、何とか精神病院から退院させる方法を探る。近くのパインヴュー精神病院の方が施設の設備がよく、ノーマはそちらに移す方法はないかと考える。しかし彼女は十分な保険に入っていないため、ノーマの治療費用が出せなかった。
ノーマンは48時間の拘束が解けて、家に戻る。しかしノーマとの軋轢が強くなり始めた。ノーマは、ノーマンの保険が出るように、ロメロ保安官に結婚してくれと頼む。
エマの手術中に、行方不明になっていたエマの母、オードリーが現れる。しかしエマの父は彼女の母を追い返す。オードリーはどうしてもエマに会いたくて、エマの手紙にあったノーマンのところに会いに行く。
ノーマンは、母ノーマが去って自分が部屋に閉じ込められていることがわかり、逆上して何とか部屋から出る。しかしその時にはまたもや精神状態が不安定になり、別の人格が現れ母ノーマになりきる。そこにエマの母オードリがノーマンを訪ねてきて、オードリを家に入れるが、話の途中にオードリのスカーフで、ノーマンはオードリーを絞殺する。

"Goodnight, Mother"
ノーマンは、何とか昨夜起きたことを思い出そうとして、フラッシュバックのように母が、オードリーの死体を地下の冷凍庫に隠しているイメージを思い出す。
エマは、術後の回復が良くて、次第に酸素が必要無くなる。
ロメロは考えた挙句、隠した金の一部を持ってパインビュー精神病院に行き、ノーマンの入院を頼む。しかしノーマンは18歳を超えているため、ノーマン自身のサインが必要と告げる。
ノーマンはわずか記憶から母ノーマがオードリーを殺したと責めるが、そのことで母のノーマはノーマンが殺したことに気づく。ノーマはオードリーの死体を探すが見つからない。ノーマンは、パインビューからの同意書の書類がファックスで送られているのに気づく。そしてまたもノーマンは幻覚を見て、彼の父も母ノーマが殺したと思うようになる。ノーマンはノーマを強く責める、そして強くなったノーマはロメロに助けを求める。ロメロが現れて、ノーマンに書類にサインをするように頼む。そうでなければ、州の精神病院行きだと話す。ノーマンはサインをする。

"'Til Death Do You Part"
ノーマとロメロは結婚する、そして、ロメロはベイツの家に住むようになる。彼らの関係は偽装ではなくリアルになっていく。家の前にあった穴は、ロメロが金を出して埋め立てるが、作業員はオードリーのイアリングを発見する。それを見たノーマは、心が揺れる。ディランは、ホワイトパインベイに戻るが、そこにはマリファナを作っていた仲間はもう去っていた。そこにチックが現れ、ケイレブに対する復讐を口にする。パインヴィユー精神病院では、エドワード医師のノーマンへの診療が始まった。ロメロのところには元恋人だったレベッカが現れ、ボブの資金の不正運用について自分が協力していたことがばれることに不安を漏らす。ロメロは、静かにして目立たないようにすれば疑いはかけられないと話す。

"Lights of Winter"
ノーマとロメロの関係は次第に親密さを増す。レベッカはロメロに連絡取りボブの隠し金の金庫の鍵について聞く。
エマは、肺移植後の回復が順調で病気静養のためシアトルに引っ越す計画をしていた。そしてディランも一緒に来るように頼む。
ノーマンは、患者のジュリアンとパインヴュー精神病院を抜けだす。そしてストリップバーに行く。ノーマンは、ジュリアンから金をもらい、ストリッパーの一人と個室に行く。そこにノーマンの別人格のノーマが現れる。ジュリアンの乱闘騒ぎによってノーマンの狂気が止まる。そして精神病院にエドワード医師と戻る。

"Refraction"
ノーマとロメロ、侵入された家の掃除を始めるが、ステンドグラスが割られていることを発見してがっかりする。ノーマは街のホーム・デポのような店を訪れてステンドグラスを修理できるところはあるかと尋ねる。それを聞きつけたチックは、ノーマの家を訪ねて、自分が修理できると話す。
エドワード医師とノーマンの診療は進み、次第にノーマンが母の幻想を見ていることをノーマンに実感させる。ノーマンはそれを聞いて不安になる。するとノーマンの中の母が現れて、エドワード医師と話をする。
チックは、再びノーマの家を尋ねる。そこでケイレブやディランの話をする。その話の中で、チックはディランが兄のケイレブとノーマの子供であることに気づく。そしてケイレブに二人で復讐しようと持ちかける。

"The Vault"
チックは、ディランとケイレブの秘密をネタにノーマを脅し、ケイレブを誘い出すようにと言う。ロメロは、レベッカに隠し金庫の鍵を渡す。
エドワード医師は、ノーマンに二重人格の病気になっていることを話す。
ノーマはケイレブの居所を知り、電話をする。そしてチックをおびき出し、殺そうとするが殺せず、チックに自分は今までも不幸せな人生だったし、これからもそうだ、ケイレブも殺せないし、チックも殺せないと言い放ちその場を去る。
エドワードとノーマンの診療は進み、ノーマンの幼い頃の、父の母への暴力、セックスなどについて話し始める。
チックはロメロがいるときに、新しいステンドグラスを持ってくる。ノーマはチックが脅しに来たと思い興奮する。チックが去った後にノーマは、ディランとケイレブとことをロメロに告白する。

"There's No Place Like Home"
ノーマは、家の改築を夢見ていたが資金がなくてできないとロメロに漏らすが、ロメロは、ボブ・パリスから奪った金を見せて資金は十分あると話す。
ノーマンは、ノーマとロメロ保安官が結婚したことを、地方紙の端切れから知る。ノーマンは、家に電話をかけてロメロがいることを確認する。そして、家に帰ることを決心する。
ディランは、エマがオードリーとの連絡が取れないと話すので、オードリーの失踪について捜査する。ディランが、シアトルに引っ越すので部屋を片付けているときに、ノーマンの部屋で見つけたオードリーがエマに当てた手紙を見つけたことをノーマに話す。しかしノーマは何も知らないと言い張る。ノーマンの主治医のエドワード医師の説得にもかかわらず、ノーマンの意志は変わらず、家に帰る。

"Unfaithful"
ノーマンが家に帰ってきて、ノーマンが通常の生活に戻るまでは、ロメロはベイツの家から離れていた。ノーマンは、ロメロを訪ね、自分はすぐに仕事をして健康保険を払えるようになるので、ノーマとの結婚は解消してくれと話す。困ったロメロは、ノーマに自分たちが愛し合っていることを話すようにと頼む。
レベッカは、故郷に帰る空港で麻薬取締局に逮捕される。そして彼らが狙っているのは、ロメロ保安官で捜査に協力してくれと頼まれる。
ノーマは、ノーマンとロメロの仲を取り持つために、ロメロを夕食に読ぶ。しかし興奮したノーマンは、ノーマと言い争いになる。ロメロは、自分と母ノーマの今までの親しい関係を壊す存在と主張する。しかしノーマは反論して自分はロメロを愛していると話す。ノーマンは家を飛び出す。ロメロはノーマンの怒りを収めようとするが、ノーマンは斧を振り回してロメロを憎んでいると言い、自分の部屋に戻る。

"Forever"
ロメロは、ノーマを病院に入院させたほうがいいと説得するが、ノーマはそれを拒絶する。ロメロは、密かにディランに会いノーマンの危険性を話し再度入院させるように話し合う。ディランは、オードリーのイアリングを見つけて、ノーマに問いただす。ノーマは、ノーマンに対する愛情から、ディランを怒り、ディランはただノーマンに嫉妬しているだけだと話す。ディランはノーマに、いままであなたは、自分の母だったことはないと言い返し、ロメロもノーマンを病院に入院させたがっていると話す。ノーマはロメロに会い、自分の知らないところで計画を立てていることに腹を立て自分たちの関係は終わったと話す。ノーマは家に戻り、憔悴してロメロと別れたことをノーマンに話す。そしてロメロに別れの手紙を書いて眠る。横で慰めていたノーマンは、暖炉の火をつけて不完全燃焼をおこし自殺に見せかける。
心配したロメロは家を訪ねて応答のないノーマを案じて家の中に入る。そしてベッドで意識をなくして横たわっている二人を発見して、階下に連れ出す。しかしロメロの心臓マッサージにかかわらずノーマは意識を回復せず死んでしまう。ノーマンは辛うじて意識を取り戻す。

"Norman"
ノーマンは救急車で病院運ばれ、ロメロはノーマの手紙を見せられて警部から質問を受ける。その手紙はロメロに対する別れの手紙であったが、無理心中の書き置きのようにも見えた。ロメロは、病院に行き意識を取り戻したノーマンに会い。喧嘩する。ロメロは必ずノーマンが殺したことを証明してみせると言い放つ。
ノーマンはノーマの葬儀の手続きを進める。そしてロメロが死んでから再度はめた結婚指輪をノーマンが外してロメロに渡したので再び喧嘩となる。
家に戻ったロメロは、麻薬取締局にレベッカとの仲について嘘を言った偽証罪で逮捕される。ノーマンは地中に埋められた棺桶のなかから母の遺体を取り出し家に運ぶ。
チックが家を訪れて、お悔やみの言葉と軽食をノーマに渡す。チックはノーマンの表情からまだ母の死に実感がないのだと話す。
ノーマンは母の死を改めて感じ、母の部屋にあった拳銃で自殺しようとするが、そこにピアノの音が聞こえてきた。ノーマンには母がピアノを弾いて歌を歌い、家はクリスマスの装飾がされているような幻想の中にいた。