4月は君の嘘 TVアニメ

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4月は君の嘘 TVアニメ

漫画を読んでいたので、アニメを見るのはずっと後になったがうまくできている。原作にかなり忠実に、そしてすこし説明的に加えてある箇所もある。

ただ漫画と違って今まで音がなかったのが、音がつくとやっぱり印象が変わる。宮園かをりや有馬公生の声には違和感がないのだが、実際の音になるとヴァイオリンの演奏は好きなのだが、ピアノは僕のイメージとはやっぱり違う。あとは演奏スタイルかな、僕はもっと宮園かをりの演奏は優雅に描いて欲しかった。というよりは漫画は瞬間の映像を切り抜いた素晴らしいものだったが、動きがあるアニメではそうはいかないのだろうか。それにサン・サーンスの序奏とロンド・カプリチオーソは難曲でめまぐるしく引かなければいけないのでアニメで描くのも大変だっただろう。
僕の宮園かをりのイメージのヴァイオリンの演奏家はヒラリー・ハーンかな。有馬公生が変身した後はイーヴォ・ポゴレリチかな。

それにしてもコメディタッチと悲劇な部分とをよく描き分けているし、有馬公生の母の表情を場合によって暗くしたり優しくしたりとうまく使い分けている。

宮園かをりの病気はなんだったのだろうか、急に足に力が入りにくくなったり、出血傾向があったり、そして最後は手術である。なんだったんだろう、
それに一度も有馬公生の父が出てこない。これも不思議なのだが。

サン・サーンスの序奏とロンド・カプリチオーソで今気に入っているのはLive from Yellow Loungeのアルバムからのアンネ=ゾフィー・ムターかな。
アニメで使われた曲は

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第14番 <月光> 第3楽章
ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 <クロイツェル> 第1楽章
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ショパン:エチュード 嬰ハ短調 作品10-4
ショパン:エチュード イ短調 作品25-11 <木枯らしのエチュード>
ショパン:エチュード ホ短調 作品25-5
クライスラー:愛の悲しみ
クライスラー/ラフマニノフ編:愛の悲しみ (ピアノ独奏版)
スクリャービン:エチュード 嬰ニ短調 作品8-12
ドビュッシー:月の光
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
チャイコフスキー:"眠りの森の美女"より「ワルツ」(ピアノ連弾版)
ショパン:エチュード ハ短調 作品10-12 <革命のエチュード>
ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23

4月は君の嘘 新川直司 月刊少年マガジン 2011の感想はこちら

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Itzhak Perlman - Introduction & Rondo Capriccioso 残念ながら音と映像が微妙にずれている。少し見ていて気持ちが悪くなるけど音は素晴らしい。

David Oistrakh Introduction & Rondo Capriccioso, Op 28 これは映像がないが、デビット・オイストラフの名演である。