新鞍馬天狗 1965

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新鞍馬天狗 1965

監督: 安田公義
出演: 市川雷蔵, 中村玉緒, 藤巻 潤, 中村竹弥

鞍馬天狗で有名な俳優は嵐寛寿郎であるが、大映が市川雷蔵を主演で新鞍馬天狗を作った。白馬に乗って、覆面で、拳銃までの持っている剣士である。なんだか、時代劇で西部劇がミックスしたような設定だ。
今回は、鞍馬天狗が、新撰組を何人も倒していくんだが、右手に拳銃を持って、左手で剣をふり目まぐるしい殺陣である。それほどお粗末にも感じないし、最後の中村竹弥演じる近藤勇との対決もなかなかだった、

中村玉緒演じるおとよと、倉田典膳こと鞍馬天狗との関係は、弟の仇でありながら、すこし男女の関係が深くて眠狂四郎的で、僕には面白かった。

若い時の中村敦夫がでていて、なんだか新鮮だった。
杉作役は、どこかで見たと思ったけどマグマ大使のガム役を演じた二宮秀樹だ。ただ懐かしい。

鞍馬天狗は、大佛次郎の原作で、1924年から1965年まで長編、短編などが書かれた。幕末に桂小五郎たちの勤王の志士を助ける、鞍馬天狗と名乗る覆面の武士が活躍する。普段は倉田典膳と名乗っている。白馬に乗り、角兵衛獅の杉作を引き連れている。そして手下に元盗賊の黒姫の吉兵衛がいる。
鞍馬天狗は、角兵衛獅の編で、身長五尺五寸ぐらい。中肉にして白皙(はくせき=色白)、鼻筋とおり、目もと清(すず)し。と描かれている。五尺五寸は今で言うと167cmくらいでそれほど背が高いわけではない。

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