dreaming on clouds

僕だけがいない街 2016

原作: 三部けい
監督: 平川雄一朗
出演: 藤原竜也, 有村架純, 石田ゆり子,

映画のあらすじを聞いていたら、バタフライ・エフェクトの日本版アニメだろうと思っていた。当然はそれは、題名からも結末が予測できるからである。映画を観終わってその通りであるが、ずっと予想よりは良く面白い。バタフライ・エフェクトにシリアルキラーを足したところが確かに面白い。

ただ、最初の過去にタイムトリップする起点や、どうしたら過去を変えることができるのかがあまりわからない。そしてそのまま現代に戻るのが不思議である。

特に最後のあたりの川に突き落とされる後に現在に戻るのは、？？不思議である。漫画ではやはり湖底に沈められ、15年間の眠りに陥るのだが、そこの繋がりが描かれていないが、何らかの話の展開にして欲しかったところ。
映画ではまた西園がどうして、悟のバイト先に頻繁に出入りしていたのかの理由が明らかでない。

映画全体の印象はいいのに、ダイジェスト版的になっていて残念だった。
最後に藤沼悟の墓参りがあるのだが、それは余分かな。彼が死んでいって、片桐愛梨が幸せそうにしてればそれでいいのに。エンディングはバタフライ・エフェクトの映画にはるかに及ばない。

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