The Shannara Chronicles シャナラ・クロニクルズ 2016

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

The Shannara ChroniclesThe Shannara Chronicles シャナラ・クロニクルズ 2016

監督: ジョン・ファヴロー, アルフレッド・ガフ, ジョナサン・リーベスマン
原作: テリー・ブルックス
出演: オースティン・バトラー, ポピー・ドレイトン, イバナ・バケロ, マヌー・ベネット, ジョン・リス=デイヴィス

これはなかなか面白い。見出したら止まらない。特に、ホビットや指輪物語が好きな人には、ハマることも間違いなし。ただ見ていたら、これはトルーキンの別の時代の話なのかと思うほど設定が似ている。実際にホビット、指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)と同じような世界が描かれている。エルフ、ドワーフ、人間など4つの国分かれていて、闇の王が復活して4つの国が協力して戦う。同じ世界だけでなく、設定、人物構成もかなり似ている。これは指輪物語の盗作と言われても仕方がないだろう。特に一作目、シャナラの剣 1977はかなり盗作ぽい。このテレビドラマシリーズは二作目、シャナラの妖精石 1982を原作にしている。

しかし、よくよく見ていくと舞台はアメリカの未来であり、終末戦争の後を描いていることがわかる。なるどアメリカ人作家らしいところだ。

ホビット、指輪物語と決定的に違うところは、主人公がエルフのプリンセスのエレトリア、魔術師のウィル、盗賊の人間であるアンベリーである。彼らの3角関係、恋愛なのが絡めあるので、トールキンの原作にある暗さがない。アメリカらしい恋愛もののアドベンチャーファンタジーである。エリクリスの木が枯れ始め、また闇の帝王が解放されることになる。エリクリスの種を持ち帰り、エリクリスを復活させ悪を封じ込めるために、三人は旅に出るのであるが。

悪の設定も同じで、ドルイドであったが悪の道に入ったダグダ・モールが闇の帝王である。それと対抗するのが魔術師ドルイドのアラノンである。次のドルイドとして育てようとしたバンドンは、ダグダ・モールの影響があり悪の道に入ってしまう。(ここはスターウォーズみたいだ)

ただシーズン1としてはきちんとまとまっていて、最後の結末もどこかのSFファンタジーの盗作っぽいが、ちゃんとまとまっていて見ごたえがある。


シャナラの剣 1977
シャナラの妖精石 1982
The Wishsong of Shannara 1985



My Rating(評価): 15/20
アクセス数:156