Penny Dreadful season 1 ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密 2014-

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

Penny Dreadful season 1 ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密 2014-

製作総指揮...サム・メンデス
企画/製作総指揮...ジョン・ローガン
出演: ジョシュ・ハートネット, ティモシー・ダルトン, エヴァ・グリーン, ハリー・トレッダウェイ, ビリー・パイパー

ロンドンを舞台にしたゴシックホラーのテレビドラマである。ペニー・ドレッドフルは、19世紀のイギリスの怪奇空想雑誌である。これを題名にしている。

さてこのテレビドラマシリーズは通常の映画と同じような豪華キャストである。ティモシー・ダルトン, エヴァ・グリーンという堂々たるトップスターが出ている。ただヴァンパイア、フランケンシュタイン、ドリアン・グレイなど、ゴシックホラーのオールスター勢揃いはあまり好きではないのだが。

しかしテレビドラマのレベルとは思えないほど映像は素晴らしい。そいてティモシー・ダルトンのキリッとしたイギリス紳士役もいいが、なっと言ってもエヴァ・グリーンの演技がすごい。ヴァネッサ・アイヴスが霊にとりつかれた時の演技が本当にいい。彼女は何かにとりつかれやすいのか、幽霊を見やすいのか、霊感が鋭いのか
それとも悪魔に魅入られているのか。十字架が出くる虫たちも、異様である。

マルコム卿たちが捕らえた吸血鬼の硬い皮の下には、エジブトの古代文字が書き込まれた肌があった。その意味を解読すると、アムネットとアムン-ラについて書かれてあった。アムネットは、他人の魂を食べて永遠に生きる存在。アムン-ラは太陽で、光と創造をもたらす。彼は決して同時にあわられないのだが、それが起これば、アムネットは、全ての悪の母になり、世界を暗黒の世界に落とすことになるだろうと

フランケンシュタイン博士は彼が最初に作り上げた人造人間に付け回される。この設定はフランケンシュタインには昔からあったので、そこが長く描かれてもあまり興味が持てない。
マルコム卿とその娘のミナ、ヴァネッサの関係が明らかになっていく。ストーリーはどんどん謎を深めていくのだが。ヴァネッサがアムネットになる運命がありそうだ。

ただ、吸血鬼たちのキャラクターが弱く、集団で襲ってくるのがどれも弱い。そしてこのシーズンの最後に親玉の吸血鬼がやられるのもあっけない、ただ、マルコム卿たが、ヴァネッサ・アイヴスか実のミナを選ぶかの決断は面白いし、最後にイーサンが狼男に変身して最後の種明かしとなるところも見所である。

他にも登場する人物は、イギリスのホラー小説にでてくる登場人物が多い。
ミナ・ミューレイは、ブラム・ストーカーに出てくる女性で、ドラキュラに狙われ触られてしまう女性です。ヴァン・ヘルシングは言わずと知れた、ドラキュラハンターです。

リーヴ・カーネイのドリアン・グレイも影があってカッコよくいいキャスティングである。
イーサン・チャンドラーが、狼男であることは徐々に感づいていたが、ロンドンで起きている残虐な殺人事件の犯人なのだろうか?そこがはっきり描かれていない。ロンドン・ズーで捕まえた吸血鬼の仕業か?

Penny Dreadful season 1 ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密 2014- の記事はこちら

Penny Dreadful season2 ペニー・ドレッドフル〜ナイトメア血塗られた秘密〜 シーズン2 2015- の記事はこちら

Penny Dreadful season 3 ペニー・ドレッドフル シーズン3 2016の記事はこちら

My Rating(評価): 14/20
アクセス数:69