dreaming on clouds

orange-オレンジ- 2015

監督: 橋本光二郎
原作: 高野苺
出演: 土屋太鳳, 山﨑賢人, 竜星涼, 山崎紘菜, 桜田通

未来からの手紙で自分たちの未来を変える。これは、時にある設定。
それよりは、自分が好きになったクラスメイトが自殺をする設定はあまりないか。
ただ、母がうつ病で自殺したんだったら、成瀬翔にもうつ病体質があっても不思議ではないかも。
もう一つは須和弘人の個性だろう。自分が好きな高宮菜穂が成瀬翔のことを好きなのに気づきながら優しく見守っている。そして成瀬翔死んだ後も高宮菜穂を優しく見守り、菜穂と結婚し、産まれた子どもに翔という名前をつけます。
それでいて、成瀬翔の死の原因が自殺だと知り、菜穂とともに過去の自分に手紙を送ります。
須和弘人が、本当に過去に手紙が届くと信じていたのだろうか、それはわかりませんが、成瀬翔が助かって、高宮菜穂と一緒になるパラレルワールドも容認できるほど二人のことが好きなのがわかります。そこがなんとも泣けてくる設定なのだろう。

ただ他の全体のストーリーの進め方は、幼稚でオリジナリティーに欠ける設定が多いのが難。
展開は泣けるものになっているのだが、ずっと土屋太鳳の声が気になったのと、演技があまり良くなくてしらけて見ていた。

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