フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ 1966

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フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ 1966

監督: 本多猪四郎
特技監督: 円谷英二
出演: ラス・タンブリン, 佐原健二, 水野久美, 田崎 潤

東宝と米国のベネディクト・プロ

最初から怖いエピソードで始まる。
漁船が大ダコに襲われて、そこにガイラが登場する。大ダコと対決して、漁船を救ったように見えたのに、次に漁船を襲い、乗組員を食べてしまう。なんで大ダコを食べなかったのかわからない。次に羽田空港に海から上陸して、女性事務員を食べてしまう。
ガイラがどうしてこんな行動に出るのかは全く説明ない。ビアガーデンの女性を襲うのもどうしてかわからない。女性が好きだったのか?その後山にいってサンダに出会うのだが、どうして山に向かったかも説明なし。
それにしてもガイアは出っぱなし、後半はサンダとガイアの戦いがずっと続く。
最後はなぜか、海で戦い続けて、二人とも海底火山の火の中に消えていく。ストーリーはあるが、ほとんどがガイラの襲撃と、サンダとガイラの戦いに終わってしまっている。

今回戸川アケミは、フランケンシュタインは心やさしいと主張して自分から危ない目に遭ってしまう。どこにも知性が感じられない。
映画の中でサンダ、ガイラと命名されるが、これは日本の神話の山彦、海彦からきているらしい。サンダ(山ダ)、ガイラ(海ラ)だろう。

特撮は本当に素晴らしい。対怪獣兵器であるメーサー殺獣光線車も素晴らしい出来。傘の部分が光って光線を放つなんてあの時代には特筆。サンダとガイラの戦いも夕日や、火山の光を使った紅のバックがとても綺麗である。

前回のフランケンシュタイン対地底怪獣バラゴンより、内容がなさすぎる。ただ怖いだけの映画だった。

当時映画館でみたが、ジャングル大帝とつるのおんがえしだったらしい。どちらもストーリーも内容も覚えている。ただ映画館を帰ってくるときは、後ろからガイラが襲ってくるんじゃないかと思えて怖かったの今でも覚えている。

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