ヒロイン失格 2015
監督: 英 勉
原作: 幸田もも子
出演: 桐谷美玲, 山﨑賢人, 坂口健太郎
ダブル３角関係がクロスしているよくあるパターンの少女漫画の映画化だが、最後まで面白く観れた映画だ。コメディ仕立てで、原作の漫画の雰囲気を崩さないようにうまくCGを使っている。 桐谷美玲が頑張っていたと言う印象だが、演技が上手いとはあまり言えない。どんなに三枚目の役をやっていても、必ず随所随所で光るところがないとだめなんだがそこがない。これは演出の問題もあるだろうが。もう一つは、そろそろ桐谷美玲の高校生役もやや無理があるんじゃないだろうかと思うんだけど。
はとりの友人の中島が、はとりがどんどん軌道がずれていくのを修正しているし、読んでいる読者の共感も得られるように非常にうまくストーリーを締めている。
どちらかというと寺坂利太がかっこいいだけであとは普通の男子というところが面白くない。もっと何か魅力があるところがあってもいいのに。安達未帆が偽善者と言われるが、寺坂利太のほうがもっと偽善者に思えてしまうのは僕だけだろうか。
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