図書館戦争 THE LAST MISSION 2015

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図書館戦争 THE LAST MISSION 2015

監督: 佐藤信介
原作: 有川浩
出演: 岡田准一, 榮倉奈々, 田中圭, 福士蒼汰, 松坂桃李

原作に忠実に描かれていて、あれどこかでもう見たかなという感覚だった。
榮倉奈々はキャラクター通りですごく、原作にもこの映画の中にもしっくりきている。
図書隊と良化隊の戦いは迫力があると言えばあるのだが、銃撃戦も殺傷能力の低い者を使っているので、少しかったるい感じが残る。郁と堂上の逃走シーンはそれでも緊張感が合ってしっかりと作り込まれている。 図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズを見ていないので、最後の土屋太鳳の出演がよくわからなかった。そういうことか。

それにしても国家による思想検閲は以前から教科書の検定で当然のように行われている。どの本のどこが悪くて検閲されているのか、一体国家がどのような規制をかけて国民の思想をコントロールしたいのかの思想的な深みはない。
そこは漫画だから。どちらかと言えば図書館が好きな人が描いた空想劇でいいんじゃないかとも思える。
焚書という言葉から連想されるのは、レイ・ブラッドベリの華氏451である。昔の映画でストーリーをあまり覚えていない。この映画を見ていたらなんだか華氏451を読みたくなったし、映画も見たくなった。

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