Red Dragon レッド・ドラゴン 2002

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Red Dragon レッド・ドラゴン 2002

監督: ブレット・ラトナー
出演: アンソニー・ホプキンス, エドワード・ノートン, レイフ・ファインズ, エミリー・ワトソン, フィリップ・シーモア・ホフマン

この映画は今回、TVドラマのハンニバルシリーズを見る上でいつ見たらいいんだろうと思っていた。実際にはこの映画を見たと思うんだがあまり記憶がない。断片的に覚えているんだが。
どうしても羊たちの沈黙のインパクトが強すぎて影が薄れてしまう。

それでもバルチモアの交響楽団の下手なフルート奏者を殺して招待された交響楽団のメンバーに食べさせるのだが。そこがレクターらしいのだが。
そしてウィルとレクターとの話し合いになるのだが。やっとウィルはチェサピークキラーが殺した死体を食べていることに気づく。そしてウィルがラルースの料理の本を見つけるのだが。そこの付箋にRis de Veauがあるんだが、あれだけ料理がうまい彼がRis de Veauに付箋をつけるだろうか?
やっぱり殺人鬼の描き方は、トマス・ハリスらしく素晴らしい。特に最初に付けられた殺人鬼のあだ名は、Tooth Fairy(歯の妖精)は、殺人者(フランシス・ダラハイド)が気にくわいないに決まっている。そして映画の題名通りレッド・ドラゴンである。

エドワード・ノートンが演じるウィル・グレアムは、ブロンドでノーブル、ナイーブな雰囲気がある。原作通りのイメージだろう。ウィルは細かなプロファイリングで犯人像に迫っていく、ただ今回も羊たちの沈黙と同様に時間がない。もっと早く犯人にたどり着きたいのである。そしてレクターに依頼するのである。最初からジャック・クロフォードはそう思ってウィルに依頼したのだろう。
レクターを捕まえたウィルは、レクターに今回の猟奇殺人について分析を依頼するのだが、本当は裏で殺人者とつながっており、巧妙にウィルを罠に落としていく。

盲目の女性を演じているエミリー・ワトソンの演技がすごい。視線が全く違うだけでなく、盲目で一人暮らしの寂しい女性を演じきっている。
最後にウィルが犯人に襲われながら逃げ切る手段はさすがウィルらしい。ここはうまく原作ができている。

今までこの映画を見ても、ウィルの能力が理解できなかったし、なぜか緊張感が足りなく期待するほどではなかった。やっとTVシリーズのハンニバルを見てやっとウィルと、レクターの関係がわかった。シーズン3は、イタリアから始まり、ついにレクターは捕まるのだが。そこからレッド・ドラゴンが始まる。

でも犯人が、家にあるミラーを全て悪のだが、殺した女性の目に鏡のかけらを付けて自分を映すのはどうしてだろうか?人を殺したことで自分が変身したと思いたいのだろうか?彼は身体中血だらけなんだろう。

ハンニバルのTVシリーズはシーズン1、2は、それまでのウィルとレクターがやってきた捜査がだった。彼らの話し合いには非常に面白いし、新しいウィルとレクターの関係を作っている。そう意味では、やっぱりテレビドラマのハンニバルシリーズはすごい。

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