The Judge ジャッジ 裁かれる判事 2014
監督: デイビッド・ドブキン
出演: ロバート・ダウニー JR., ロバート・デュバル, ベラ・ファーミガ, ビンセント・ドノフリオ, ジェレミー・ストロング
最後まで一気に見てしまった。さして最後にモヤモヤしたものが溜まってしまったのだ。本当に残念。家族の絆を扱った作品としてはそれなりだが、裁判扱った作品としては落第である。
どうしても最後の結論がわからないのだが。といよりは消化不良である。実際に判事ジョセフ・パーマーは殺意をもって殺したのだろうか?これが問題なのである。この真実を突き止めずして観客は納得できない。
裁判の映画は真実を明かにすること。そして厳正な判決を下すことである。いままで厳格な裁判官だったのに、最後は心神喪失、癌に侵されていたからと言って自分の犯した罪から逃げるような展開はあまり見ていておもしろくない。
確かに家族愛を描きたいのはわかるのだが、Justiceという言葉を大切にしてきたアメリカ映画とはあまり言いがたい。
カーラは、本当はハンクの娘ではなかったのだろうか?それとも姪?知らないでもバーではあれほどイチャイチャしていたのに。
最後のシーンはハンクが自分の町に帰り裁判官になろうと思ったのだろうが。
ロバート・ダウニー JR.の弁護士役も堂に行っているし味がある。少しシャーロック・ホームズのイメージとかぶるが。
ベーツ・モテールでノーマを演じているベラ・ファーミガがややふっくらして出演している。
検察官役のビリー・ボブ・トンプソンはファーゴでローン・マルヴォ役をしていた。非常に印象深い俳優である。
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