Fringe Season2 フリンジ シーズン2 2009-

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Fringe Season2 フリンジ シーズン2 2009-

前回のシーズンでレナード・ニモイがウィリアム・ベルの役で登場。今回はどんどん出演するのかと思ったら期待はずれ。
最初はオリヴィアは別世界の出来事、ウィリアム・ベルと会ったことも忘れている。
今回の出来事はどんどん説明不可能なX file的な出来事がたくさん出てくる。

ピーターは実は死んでいた。それなら今のピーターは?当然、別世界のピーターである。子供を思う父が別世界を発見し、そこに存在したピーターをさらってきたと考えるのが一般的である。このシーズンでも子供が欲しい父がモンスターを作ってしまうのだがそれでも愛しているエピソードが出てくるように。

シーズン1を通して、ちょっと不思議で、結論がとんでもストーリーとして面白いと感じた人はこれからも楽しむことができる。

ただ、次第にアメリカの各地で起きた事件現場から、ハーバードの研究室に運ぶくらいなら現場近くの死体安置所で調査を行ってもいいんじゃないかと思う。それに研究所にいる牛はあまり役に立ってそうにないから早くお払い箱にしてもいいんじゃないかと思うんだが。


1. A New Dain in the Old Town 新しい日

オリヴィアが別の世界から帰ってきた。それも自動車の衝突事故から、時間を超えて、フロントガラスを突き破って道路に転がる。救急車で運ばれたオリヴィアは、脳死を宣告されほとんど助からないと思われた。しかし驚異の回復力で助かるが並行世界での出来事を忘れていた。
オリヴィアの車にしょうとした男は、車から脱出して、近くのアパートメントにいた男を殺す。三つの突起がついた装置を殺した男の口に入れ、殺した男の外観そっくりな男に変身する。彼はシェイプシフターだった。
ブロイルは、フリンジの組織は、解散を命じられたことをピーターに告げる。
シェイプシフターが、タイプライターと鏡を使って別世界と連絡を取る。そして、別世界から出会いを防止することは失敗に終わったことを告げられる。次の指令はオリヴィアを尋問して殺せという指令だった。
シャイプシフターは、看護師になりすましオリヴィアを狙っていた。オリヴィアを襲うが、反対に追い詰められる。しかし最後にチャリー・フランシスを殺し、チャリーになりすましてしまう。
ピーターは、オリヴィアが昏睡状態の中で口走ったギリシャ語は、ピーターの母が幼い時に何度も彼に言った言葉だった。

2. Night of Desirable Objects 地下生物

ペンシルヴァニアの高速道路建設現場で、工事中の男が近くのトウモロコシ畑で不思議な音を聞く。不審に思った男は、案山子の近くを探す。何かを見つけて手に取ろうとするとそれは、人間の手で、逆に彼を捕まえて土の中に引きずり込んでしまう。
ウォルターはオリヴィアが発見された事故を起こした車を調査して、オリヴィアが別の世界に入っていたことを確信するが、オリヴィアには別世界での記憶がないままだった。
オリヴィアは病院を退院したが、シェプシフターがなりすましたチャーリーに見張られていた。ピーターはペンシルヴァニアで起きた事件は、フリンジの捜査が必要な事件だと思い、オリヴィアに提案する。事件現場で、ウォルターは、人を麻痺させる青い物質を発見する。事件現場近くに住んでいるアンドレ・ヒューが捜査対象に上がる。アンデレ・ヒューの妻と子供は亡くなって一人で住んでいた。そしては彼は過去は医師だった。
オリヴィアは事故から回復後、動物が起こす小さな音が非常に大きく聞こえたりする不思議な体験をしていた。アンドレ・ヒューの家をピーターと捜査している時に、不思議な音を聞く。彼女は謝ってピーターにむけて撃ってしまう。ピーターには当たらなかったが、彼女の中で起きている不思議な現象にストレスを感じる。
マッシブダイナミック社のニナ・シャープがオリヴィアのもとを訪ね、別世界から帰ってきて困ったことが起きた時は彼女の友人のサム・ワイスを訪ねることがいいと助言する。
アンデレ・ヒューの妻と子供の墓を掘り起こしてみたら、子供の死体はなく、棺桶から何かが出て土の中に潜ったような跡が見つかる。妻の死体を調査したウォルターは彼女が全身性エリテマトーデスに罹患していたことを発見する。この疾患では子供を産むことはできないはずであるとウォルターは言い、アンドレがなんらかの実験をして子供が生まれ、その子供には不思議な能力が備わっていたのではと推測する。
留置所に戻ったオリヴィアは、アンドレが自殺しているのを発見。ピーターとアンドレの家に向かう。そこで、不思議な部屋を発見し中に入ると、二人はモンスターから襲われる。命からがら抵抗した二人は、モンスターが逃げようとして地面の土が崩落して上から落ちてきたパトカーに挟まれモンスターは死ぬ。


3. Fracture 結晶化

フィラデルフィアで、勤務中の警官は、大佐から携帯電話がかかり、ブリーフケースを駅で引き取ることを命じられる。仕事を放棄した警官は、駅で見知らぬ男からブリーフケースを無理やり受け取る。すると近くからパルス信号が聞こえる。警官のからだ大理石のように硬くなり、そして爆発する。
フリンジチームが捜査すると、爆弾と思われものは、すべて警官の体の硬くなった破片だった。断片を持ち帰って組み立てると、警官の足には何度も刺した注射の針の跡があった。
オリヴィアとピーターは警官の家を訪れ、詳しいことを聞く。オリヴィアはトイレで警官が使っていたと思われる薬を発見する。警官は過去にイラク戦争に従軍し、Tin Manと呼ばれる秘密の軍事実験に関わっていた。
イラクに飛んだ二人は、ピーターの知り合いからその時に関わった医師を見つけ、その実験が、化学物質に暴露された兵士を助けるための実験だったことを知る。しかし実験は失敗し、生き残ったわずかな兵士は、人間爆弾になってしまうことがわかった。
レイモンド・ゴードンはその実験の中止に反対して、部隊を無許可で離れていた。生き残った兵士のリストを手にいれた二人はボストンに戻る。ウォルターはある周波数が彼らを爆発させることを発見。次のターゲットを突き止め、爆発する前にゴードンを捕らえることができた。ゴートンは、オブザーバーのために働いている人間を排除するためにこの計画を実行したとオリビィアに話す。
オリヴィアは、サム・ワイスとボーリング場で再び会い、サムは、彼女にボーリングシューズの糸結びとスコアをつけることを続ければ彼女の障害は治ると話す。しかし彼女はサムのことを信じないで怒るのだが、自分が杖なしで立てるようになっていることに気づく。

My Rating(評価): 14/20
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4. Momemtum Deferred 銀色の血

冷凍保存されていた人間の頭部の幾つかがどこかに運ばれる時に、何者かに襲われる。ほとんどのガードマンは殺されたが、最期に襲った一人を倒すことができた。その男の血は、水銀が混じっていた。ウォルターによって、その死体はシェイプシフターであり、並行世界からやってきたと断定される。
一方フリンジの組織は、シェイプシフターが変身に使っていた壊れていない装置を発見する。オリヴィアはその装置をニナ・シャープに渡し、装置の情報を取り出し、最期にどの人間になりすましたかを解読するように依頼する。
ウォルターは以前の彼の患者の一人レベッカ・キブナーを思いだす。精神賦活剤などを使用した実験中、彼女はシェイプシフターを含めた別世界の出来事を目撃していた。もっとシェイプシフターのことを深く知ろうと彼女に再度実験を依頼する。彼女は快く承知して、実験をする。実験の最中、ウォルターが鐘を鳴らすと、オリヴィアは突然倒れてしまう。
ベルの音が、ウィリアム・ベルとの会話を思いだすきっかけだったのだ。ベルは、オリヴィアに激しい嵐が来ることを警告した。彼女は子供の頃に実験をされた人たちの悲劇を訴えるが、オリヴィアが子供達の中で一番強い存在だったこと、子供達こそ世界を助けてくれる存在であると話す。そしてこちらの世界と別世界の扉を開けようとする者を阻止するように命じる。そしてオリヴィアにシンボルと人の住所のメモを見せる。
意識を取り戻したオリヴィアは、ニナに会いに行く。ウィリアム・ベルと会ったことを話すと、ニナはシンボルについては何も知らないと答えるが、オリヴィアに対していかなる協力も惜しまないと答える。会話中、チャーリーからニナがシェイプシフターだとテキストメッセージを受け取り、すぐにチャーリーに会いに行く。そしてチャーリーにリーダーの居場所とシンボルを話ししてしまう。彼女は依頼していた最期にシェイプシフターがなりすました人間の顔を受信すると、その顔はチャリーだった。直ちにオリヴィアは、チャリーと戦うのだが、最期にチャーリーを仕留め、彼の血には水銀が混じっていた。
チャリーは死ぬ前に仲間に連絡を取っており、仲間は彼らのリーダーの頭を回収する。レベッカはウォルターたちの実験室を去るのだが、ビーターになんらかの光を見る。


思った通りこの世界のピーターは死んでいて、別世界のピーターをウォルターが連れ帰ったことが予想される。今までは、オリヴィアやウォルターの陰に隠れていたピーターが本当は重大な鍵を持っていることが次第に分かってくる。

5.Dream Logic 夢遊病
シアトルで、グレッグ・ライターは、会社の上司や仲間が悪魔である幻覚を見る。そして彼は上司を殺してしまう。病院に入院した彼に、オリヴィアとピーターは接見する。グレッグは彼らに、上司は悪い夢の中から現れた悪魔だと話した直後に突然痙攣を起こし神の毛が白くなり死んでしまう。ウォルターは死因は、急激な極度の消耗と診断する。
調査によりオリヴィアとピーターは、グレッグが睡眠障害のために治療を受けていたことを知る。彼が治療を受けるまでは悪魔の夢を見ていた。彼らの捜査中に同様の症状の犠牲者が現れる。グレッグの剖検をしていたウォルターは視床に挿入されたコンピューターチップを発見する。
ナヤック医師がこの治療の責任者であることを知ったオリヴィアとピーターは、彼のアシスタンであるザックを疑ったが、彼は死体で発見される。
ウォルターは、最初コンピュターチップがマインドコントロールをしていると思ったが、ナヤック医師によって被験者の夢が盗まれていたことを突き止める。ピーターとオリヴィアはナヤックがもう一人の患者を殺す前に、全ての装置を破壊した。
エピソードの最後に、ピーターは、子供の頃にウォルターによって誘拐された夢を見る。しかしその意味については、彼の父が何をしたかわからないままだった。
オリヴィアは、チャリーを無くして悲嘆にくれていたが、サム・ワイスの助言を聞いて赤ものを身につけている多くの人の名刺を集めていた。そしてランダムに選んだ文字からアナグラムのようにyou're gonna be fineという言葉見つける。

6.Earthling 灰化
被害者は、妻に内緒で結婚記念日に祝うために家に帰って準備をしていた。しかし妻が帰って被害者を発見した時には、ソファーに座ったままで動かずそして突然灰になってしまった。その灰を持ち帰ったウォルターは、その灰がなんの放射性反応を示さないことに驚く。
フリップ・ブロイルは、4年前にも同じ事件を扱っていたが、捜査は頓挫し、犯行は止まり、犯人は捕まらなかった。当時彼の多忙のせいで妻と離婚しなければならなかった。捜査資料から犯人しか知り得ない資料を持った東欧の人間から事件の謎を解くための有機物質の分子モデルの資料をピーターに渡し、ウォルターにその分子モデルの謎を解くように依頼する。
以前の事件で5人の被害者が同じ病院を訪れていたことから、今回の被害者と病院の関係を捜査する。オリヴィアは、彼が母の見舞いにラッチミア総合病院に行っていたことを知る。
ラッチミア総合病院の従業員で、以前事故のあった病院でも働いていた人間を調べると、ティムー・ヴァシリエフという人物が捜査線上に上がってきた。
ロシアからの情報筋によると、5年前に彼が兄の宇宙飛行士のアレクス・ヴァシリエフを連れ出したことが判明。兄は、ロシアの公式な発表では、宇宙飛行から昏睡状態で帰還後、死亡したことになっていた。
ウォルターは、被害者たちはすべて放射線治療を受けて高度の放射性物質を体の中にあったためターゲットになったと推測する。今回の最初の被害者は、偶然に飛行機の窓際に乗って多量の放射線を浴びていたため犠牲者になったと推測した。
また分子模型の立体モデルを作ったウォルターは、二つの構造が、切り離せないことを突き止める。
ティムーの連絡先にボイルは連絡取るようにメッセージを送る。ティムーは、ボイルに連絡を取り兄を治す方法を尋ねる。ウォルターの下した、二人は離すことは不可能であることを告げる。失望したティムーに、兄からな抜け出した影が近寄る。ボイルとティムーの会話より、ティムーの居所を突き止め、オリヴィア、ピーター、ウォルター、ブロイルたちがモーテルに駆けつけた時には、ティムーは灰となっていた。
取り残された昏睡状態の宇宙飛行士の電気ショックの装置が付けられたまま、寝かされていた。ウォルターは、彼が電気ショックの装置が付けられているのは、影をコントロールするためだろうと説明する。他の部屋で子供の叫び声が聞こえた。それが何を意味するか知ったブロイルは、寝てている宇宙飛行士のこめかみに拳銃を向け、ためらわず射殺する。
そこにバイオハザード用の服装に身を包んだ多くの人間があらわれ、ロシア政府のマークの付いたカプセルに宇宙飛行士の死体を収容して運び去った。
ブロイルは別れた妻の元に行き、昔彼らが離婚の原因となった事件が解決したことを報告する。妻の家を離れたブロイルに男が近づき、彼のために、CIAがこの事件に関与することをやめ控えたことを伝え、今後この事件は秘密裏に処理されることを話した。ブロイルはその男に宇宙飛行士がどうなったかを聞くと、その男は、その宇宙飛行士が呼吸を再開したからには、他の選択肢はないと話す。


ロシアの宇宙飛行士がなんらかの生命体と出合い。離れられなくなった。そしてなんらかの生命体は、一人で歩いて人を襲う。姿は煙のようで、じっくり見ないと見過ごしてしまう。放射線を食べて生きているらしい。
結果的にどうして土化したのは、宇宙生命体が放射性物質をすべて吸収したために物質が崩壊したのだろう。

最終的に、不思議な出来事が起きるのだが、やっぱりどうしてあの二人がアメリカに来ることができたのか、何が起きたのかの理由ははっきりと語られない。
そしてこの事件が解決していないのも、宇宙人が影のような存在であるのと同じである。

ドラマを進める上では謎のままに始まり、謎のままに終わるがの非常に好都合である。後でストーリーの展開を変更したり改変したりすることが簡単だからである。
この話もエセ科学的である。
まずあの謎の化学式と、宇宙飛行士と宇宙人の関係はいったい何か?彼らの中に有機的な化学物質の結合があるのだろうか??二人は離れられないのに、影になって離れられうのは何故か?あれだけの放射性物質を吸収した影の存在は、宇宙飛行士の体に害を与えないのか??
どうして病院の外まであの影は出たのだろうか。当然病院の中の方が、もっと放射性物質を持った人間が容易に探せるのに。またどうして放射性物質を身につけた人間だけを狙ったのだろうか。放射性物質自体を狙う方が効率良く摂取できるのに。
いつものようにフリンジの中には一杯不合理がある。