Dawn of the Planet of the Apes 猿の惑星:新世紀(ライジング) 2014
監督: マット・リーヴス
出演: アンディ・サーキス, ジェイソン・クラーク, ゲイリー・オールドマン, ケリー・ラッセル
サンフランシスコで生き残った人類は、電力を求めて森の中のダムを修理するために、森深く入った。そこには、シーザーをリーダーにする猿たちのコロニーがあり、彼らは、武器を操り、言語も理解した。シーザーに従わないコバは人間が襲ってくる可能性があると思いサンフランシスコの街に潜入。多くの武器を発見する。
僕はストーリーの展開は、ほとんどSF的でないのでがっかりした。これは、西武開拓者がインディアンに襲われるようなシチュエーションでしかなく、SFのオリジナリティもないし、物語の展開もありきたりである。シーザーが育ててもらったウィルとの思い出を大切にしていたり、コバという悪賢い猿が出てくるのだが。
シーザー以外の猿はどうして同じような知能を身につけたか、それが不明である。確かに研究所にいた猿たちはそうだが。
今後物語が最終的に猿に人間が支配されていくのだろうが、それがうまく説明されていない。あまりにも小さな出来事のような気がして仕方がない。確かにシーザーが作ったエイプ(猿)はエイプ(猿)を殺さないとする規則があり、これが破られるのが発端とされるが。ただこれは猿が人間に近づいたということ以外になく、人間に対する優位性があらわれたわけではない。
シーザーが一番人間に近い動きをしている。猿の扮装はCGを使っているが、オリジナルのの映画からどこが進歩したのだろうか?あまり斬新な映像もない。オリジナルの猿の惑星を思わせるSF的な要素も皆無だった。残念。
アンディ・サーキスは、モーションアクターである。かれはこの映画でシーザーを演じているが、ロード・オブ・ザ・リングのゴラム、キングコングのコングを演じている。
アレキサンダーが、オラウータンのモーリスに渡すコミックはBlack Haleである。
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