ホットロード 2014

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

ホットロード 2014

監督: 三木孝浩
出演: 能年玲奈, 登坂広臣, 鈴木亮平, 太田莉菜, 木村佳乃,

久しぶりに暴走族+恋愛の映画だ。というかこのホットロードは、紡木たくによる日本の少女漫画。別冊マーガレットに1986年1月号から1987年5月号まで連載されていた。とういうことは、30年前の漫画だ。よく映画化したよな。

懐かしい雰囲気がいっぱいあっていいなと感じてしまうのはやっぱり古い世代だからだろう。
能年が非常にリアルにかずきを演じている。彼女はどこかモダンなところから昭和の古さも兼ね備えたような女優だ。春山を演じている登坂広臣も演技もなかなかうまい。最後の流れる曲も尾崎豊のOH MY LITTLE GIRLだ。やっぱり懐かしい雰囲気を狙っているんだろうな。

僕にとって暴走族+恋愛といえばマッチの歌にあるハイティーンブギだが。どうしてもこの漫画が暴走族と恋愛の基本系ストーリーと思ってしまう。
その点でこのホットロードを見てみると。

もう少し主人公かずきと母の家庭内の葛藤が中心。この30年前は、1982年の積み木くずしから始まった家庭内での問題、非行などが注目をあびてた時代だ。
その意味では、かずきの非行の動機が時代の流れだったと思える。どちらかといえば、家族内の不満が非行に走らせる。寂しさをどこかに求めていくところだった。

ハイティーブギの桃子は不幸を絵に描いた女性である。暴走族と恋に落ちて、レイプされて妊娠そして子供を産んで、不治の病で死亡してしまう。これはもう少し時代が前の薄幸な女性を描くのが流行った時代だろう。

My Rating(評価): 14/20
アクセス数:11